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その時、基地の扉がキィ、と音を立てて少しだけ開いた。だが、「ごめん、両手塞がってて開けられないよ〜」と如何にも優しそうな人の声が聞こえたのでソファーから立ち上がって扉を引き開けると両手にピザが入った箱が入っている袋や色々なジュースが入っている袋を持っている男性が入ってきた。
？「ごめ〜ん、作ろうと思ったんだけど結局ピザ買ってきちゃった。」
『あ、私持ちますよ、』
男性が持っている袋を掴もうとするが、
「君って、あ、大丈夫！！持つから！！」
と笑いながら明るく言ってくれる男性の言葉に甘えて身を引くと、男性はソファーの近くにあった机に袋を一気に置いて腕で額の汗を拭うと私の方へ向く。
？「Aちゃんだよね。ごめんね、挨拶するの遅れちゃって。僕はチョン・ホソクって言って、……あ〜、長くなるのは良くないか。取り敢えず座って座って！！ジュース何飲みたいとかある？皆も選んでね！！」
JK「ん、僕コーラ、」
ガサガサとジュースの袋を漁るグクにハイ、と優しくコーラを手渡した後に袋を私が座っている場所と近い所に置いてくれるホビさん。中に一つだけあった水を取ると「遠慮しなくても大丈夫だよ？」と言われるが大丈夫です、と返し、キャップを回して開け水を一口飲んだ。
HS「なら良いんだけど、…あ、ジンヒョンピザの箱開けといて下さい。紙コップ取ってくるので！」
そう言って棚に向かって走っていき紙コップ紙コップ、と呟きながらガサガサと漁り出した。
ソクジンさんがピザの箱を開けると続々と手が伸びてきたが止まって私が何を食べたいか、と聞いてきた為お言葉に甘えてトマトが乗っていないチーズたっぷりのピザを一切れ貰った。
汚い食べ方をしては行けないと気を付けたまま小さくかじりつくとじゅわ、と染みでる油が美味しいが熱くて少し噛んだら直ぐに水で熱さを流した。
TH「あんま勢い良く食べちゃダメだよ〜ヤケドす、ってもう食べてるし。大丈夫？」
『…は、ハイ。』
「絶対大丈夫じゃないじゃん」とけらけら笑うテヒョンさんの口に、隣に座っていたグクがあっつあつのピザを一切れ突っ込む。突っ込まれたテヒョンさんは食べている状態なので「ふぁっつ！？」とピザの先だけを食いちぎって箱の上に勢い良く置く。
それを見て手を叩いて笑う紙コップ探し中のホビさん、ジュースを飲みながら吹き出しそうになっているナムジュンさん。
？「……煩い。」
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作者名：YunA x他1人 | 作成日時：2022年10月5日 23時
