【クロロ】無条件的絶対愛 (ページ10)

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更新遅くなりました(泣)

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「まず言っておくが、お前は弱くない」

まるで私の心を見透かしているかのようにそう言う。
「此処にもお前を弱いだなんて思ってる奴はいない」、その言葉に周りの団員も頷いた。

『…』

「…不安か？」

コクリと頷く。

「実戦の経験が少ないからな、まあ無理もないが…」

クロロは顎に手を置いて少し悩んでいるような顔をした。

「はは、Aってばあんなにクロロと仕事がしたい！って騒いでたのに」

「…今のAは縮こまってるうさぎみたい」とシズクがポツリと呟いた。

縮こまってるうさぎ？なにそれとツッコミたいところだけど
みんなが私の背中を押そうとしてくれているのがなんとなくわかった。

「やはりAを前線に出すのは厳しいか」

クロロは独り言のようにそう言う。

「コルトピとパクノダが俺につく予定だったが、」

「変更だ、パクノダはAと配置を変えよう」

パクノダは前線から下がってシャルたちと行動、前線はA抜きのウヴォー、ノブナガ、フランクリンの3人、これでどうだと提案した。

「俺と一緒なら恐くないだろ」

『！…うん』

俺らの隣じゃ不満ってことかよ、生意気な奴だ、とウヴォーはからかうように私の頭をくしゃくしゃと撫でた。

「良かったなあA、団長といりゃ敵無しでよォ」

「そうでもないな、逆だよノブナガ」

ノブナガは頭の上に？を浮かべる。

「A」

「俺を守れ、できるな」

殺されそうにならない限りはもちろん俺は見てるだけだ、とつけたす。

「今後のためにも、今回で改めて実力を確かめておきたい」

「団長の護衛、最重要任務じゃん」なんてみんなは呑気に言ってるけど、私は余計に不安が増すばかりだった。

けどポジティブに考えれば、クロロに実力を見せれるチャンスだ、と頭の中で上手く変換して

『…わかった、がんばる！』と言い切った。

反対する団員は誰もいないことから任されてる、信頼されているということを実感する、言い切った私をみてクロロは「頼りにしてる」と笑った。

「詳細は後日に話そう」そう告げられるとみなそれぞれ解散していく。

私ひとりが広場に残り、特にやることもないし身体に力も入らないためソファーに横たわっていた。

あの場任せでわかったなんて了承してしまったけど不安だけが募るばかりで、ただ鎖骨に光る宝石だけが鬱陶しい程に目映いていた。

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