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聞くとレインボークォーツという宝石で、簡単に言えば水晶らしい。
『クロロありがとう、ぜったい大切にするから』
「そうしてくれ」
見つめれば見つめるほど胸の中の愛が溢れる、そんな感じがした。
『…ふふ、クロロだいすき』
「…ああ、俺もだ」
零れた愛はふたりを包むように行き渡った。
レインボークォーツ:持ち主を輝かせる守護石
クロロは広場まで私を姫抱きにして運んだ、顔を出せばみんな私の元に駆け寄ってたくさん声をかけてくれた。
すると「それ、良いの着けてるじゃん」とマチが私の鎖骨についてあるネックレスに気がついた。
『!そうでしょ、起きたらクロロがくれたの』
「すごく似合ってる、きれい」
次々と投げかけられる褒め言葉に私の頬は底から嬉しさが沸き立つように緩んでいった。
「A、それ意味も調べてみれば?」
意味も含めてAにぴったりだから、というシャルの言葉にクロロは「おい、シャル」と余計なことを言うなとでも言うような顔でシャルを睨んだ。
『意味?そっかあ、たしかに』
調べようとPCを開いた矢先、待て、とクロロに止められてしまう。
「調べなくても、また俺が教えてやる」
だから今はいいだろ、とクロロは開けたPCを閉じた。
『んー…ほんと?』
「俺がお前に嘘をついたことがあるか」
ううん、ない!と元気よく答えれば寝る前にでも教えてやる、と言って頭を撫でた。
「そういえば団長、次の仕事のことだけど」
「ああ、」
クロロとシャルは何やら難しそうな話を始めた、到底私には理解ができない話だとわかっているので聞く耳を持たずにいると
「…ああ、それでいい、A話は聞いてたな」
『…?』
急に私の名前を呼んだ、話あんまり聞いてなかったなあ。
「次の仕事からお前も参加させる」
『!』
「お、よかったじゃねーかA!」
ウヴォーは思いきり私の首に手を回した、回したというか締まってるんだけど。
いきなりの事であまり頭が処理してくれない、それはほんとに仕事に参加させてくれるの?ってちょっとクロロを疑ったぐらいで。
「A?」
『え、いいのクロロ、わたし、』
「ああ、お前を隣に置いておいた方が色々と都合が良い」
『で、でも』
私みんなみたいに強くないし、弱いし、足引っ張ちゃうかも。
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カンナ(プロフ) - すごくおもしろいです。更新楽しみにしています。 (3月31日 8時) (レス) id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つっきー | 作成日時:2023年12月14日 21時