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「悪かった、決してお前の実力を下に見ている訳じゃない」



「寧ろ____」













「寧ろ俺は、お前を恐いと思う」とクロロはそう言った。


クロロのほうがよっぽどわたしより強いのに、何でそんなこと言うんだろうって、不思議に思っていた。




そしてクロロは私に語った、指折りでは数え切れないほどの彼なりの「愛」を。

気づけば怒りなんて冷めて、何だか自分が情けなくなり、


『…もう怒ってないよわたし、クロロごめんね』

「ああ、気にするな」

クロロは優しい顔をしてまたわたしの頭を撫でる。


「明日の昼に発つ、此処(アジト)は頼む」「何かあれば直ぐに連絡を入れろ」それだけ伝えてクロロは出ていった。











翌日、私はクロロたちを見送るために少し早起きした。

みんなには無事に帰ってきてほしいけど、もし怪我をして帰ってきたら私が治してあげれるからなあ、とも思ってしまう。


『…怪我、してもしなくてもどっちでもいいよ!』

「……どういう意味だ」

「A語弊ありすぎ、怪我しても治すからってことでしょ」


そう、だってこの治癒能力はみんなのためのものだもん。

でもさすが旅団というか、やっぱりみんな強いから軽傷はあっても未だに重症を負って帰ってきたことは一度もない。


『、気をつけて行ってきてね』



「ああ、直ぐ帰ってくる」
















何かあったら連絡しろとは言われたけどアジトは敵襲等が来ることもないまま、気づけば日は暮れていた。

クロロたちが出かけて何時間経っただろう、もう夜になっちゃうのに。


今回は何を盗ってくるのか気になるけど、待っている留守番の時間はいつも少し寂しい。


この時間でできることはかなり限られている、他に留守番の団員がいれば組手をしてもらえるけど、


『ひとりじゃ組手はできないしなあ…』




『…?』


見慣れないオーラ、アジト内が一気に殺伐とした空気に変わったのがわかった、円を広げて臨戦態勢を整える。


『…』


オーラで判断するとかなり強い、勝算は微妙、相手の目的は?暗殺?盗み?殺気でわたしの存在は気づかれてる、位置まではバレてない、相手の位置はきっと広場。


絶をして息を潜める、もちろん勝てるとは思ってない、でも瞬殺されない限り私が負けることはないから。


『…!』


いた、影で相手の顔や姿はあまり見えない、先手必勝、攻撃を仕掛けたその時だった。





『やあ♡』





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カンナ(プロフ) - すごくおもしろいです。更新楽しみにしています。 (3月31日 8時) (レス) id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つっきー | 作成日時:2023年12月14日 21時

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