検索窓
今日:7 hit、昨日:45 hit、合計:17,875 hit

18 ページ19

今更ですが16話について、クロロとシャルがプロハンターであることは原作で不明なので作者の捏造という解釈でお願いします。

.


はやく醒めないかな、なんて何回瞬きしても景色が変わることはない。

「夢じゃないさ、だから醒めない」

『?、』


なにこれ、夢じゃないの、でもクロロはこんなこと

『クロロは、』

「クロロはこんなこと言わない、か?」

『…そうだよ、貴方クロロじゃないでしょ、』

「声が震えているな、自分でもわかってるだろ」


たらたらと汗が額から落ちる、心臓が脈打つ音がやけにうるさくて、目の前にいるクロロは私の大好きなクロロじゃなくて。



『…嫌っ…!!』









『…あ、』


視界に入ったのは私の部屋、夢だということに安堵するが震えは止まらず、涙で頬を濡らした。


数字をかぞえるみたいに息をする、飛び上がるほど恐ろしい夢は初めてで



「「A!」」



叫び声で反応したのか、みんなが焦ったような顔をして部屋に入ってきては部屋中を見回した、クロロもそのひとりで「どうした」と私の顔を覗くがそれすらも今は怖かった。


「人が入った形跡はねェな」

「なんだ、変態(ヒソカ)だったら殺してやろうと思ったのに」


特にマチとノブナガは如何にも臨戦態勢で入ってきた。



「?…A、すごい汗よ…」

どうしたのとパクは持っているハンカチで汗を拭う。


「…見てもいいかしら、」


私がコクンと小さく頷くとパクは優しく頬に触れるのと同時にみんなの視線が私へ集まり、


数秒経ってから記憶を完全に読めたのか「…これは酷いわね、」と私の頭を撫でる、よく理解できていない他の団員にパクは撃ち込んだほうが早いわ、と銃を構えた。


部屋にいるクロロ、ノブナガ、マチ、フランクリン、シズクの5人の頭に念弾が撃ち込まれると


「…最低」とマチはジト目でクロロを見つめて、

「これは酷ェな、可哀想な奴だ」と珍しくフランクリンも発言した。


「…」


当の本人は何も言えないようで、その様子から「とりあえず団長は一旦退出してください」「A怯えちゃってるので、団長に」とシズクに言われれば、


「、ああ」と大人しく部屋を出ていった。


さすがに可哀想かなとも思う反面、まだ夢の余韻が抜けきれない私は何も言えずにいた。



「ちょっと団長が惨めすぎじゃねえか」


「それもそうね、団長、大丈夫かしら…」



.

19→←17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カンナ(プロフ) - すごくおもしろいです。更新楽しみにしています。 (3月31日 8時) (レス) id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つっきー | 作成日時:2023年12月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。