26 ページ26
うあー。
やっぱひとりは気が楽でいいなー。
今ならたぶんだいじょうぶだよね、
だいぶ間のあの海の上に立った謎を解決したい……
ということで、飛び込みます。
船の縁にのぼって 深呼吸した、
泳げないからちょっと怖いけど何事も行動しないとはじまらない。
貴「だいじょうぶ。いけるいける。」
もう一度深呼吸した。
いざ飛び込もうと船の縁を蹴ったとき
その時だった。
？「なにやってんだ！！！！！！」
怒りの混ざった声
腕を捕まれ宙に浮いた体
捕まれた腕の先をみればマルコさんがいた。
怒りと困惑と罪悪感と色んな感情が混ざった表情
もう一度、
ﾏﾙｺ「なにやってんだ…」
小さい声で呟きながら
上に引き上げてくれた
腕を掴んでくれたのも引き上げてくれたのも
彼の優しさだった。
好奇心からの行動とはいえ 申し訳なくなった
それから 嫌いなら放っておけばいいのにとも思った
まさか声にでてるとは思わなかった。
ﾏﾙｺ「いくら嫌いでも見殺しにはできないよい。それに見張り当番は俺だ、後から気付かなかったのかって責められてもこまるだろ」
たしかに
ﾏﾙｺ「お前心の中の声はﾊｷﾊｷしてんのな、普段もそれでいたらいいじゃねーか」
なんのお節介だよ
思わずイライラしてしまった
散々疑うし嫌いなのになんで構うんだろう
放っておけばいいのに
逆ギレだよ。わかってる。
貴「そういうのいいです。ほんとに放っておいてください！！！！」
初めて大きい声を出したかも。。。
マルコさんは驚いて一瞬かたまった
いまだ！とおもって船の縁のほうに走った
そのまま勢いで飛び降りた
ﾏﾙｺ「ちょ！！！！！！おい！！！」
焦った顔したマルコさんが何処かに行くのを見て目を瞑った
ドボンｯ
あ、やばいやっぱり前のは夢だったのかな
海の上に立てるなんて普通じゃないもんね
死ぬかも やだな
また誰かに引き上げられた
ｻｯﾁ「だいじょうぶか？！」
サッチさんだ…。疑われててもいい。
この人は好き。安心できる。
そう思いながら首に腕を回してｷﾞｭｩｯて抱きついた
次の瞬間
なにかに押し上げられた
気がつけばサッチさんと二人で海の上に転がっていた
私自身もサッチさんも
上で心配そうにこちらをみていたマルコさんも
何が起こったか理解できてなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホムサ x他1人 | 作成日時：2016年10月5日 22時
