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冷たくて温かくて ページ8

紀「俺コーヒ飲んでるから大丈夫」
宮「んじゃ俺はココア。Aは?」
『アイスコーヒー』


各々注文をして、
また兄さんと紀章さんは話し始める。

私は俯いて小説を読んでいた。

兄さんがボタンを押して店員を呼ぶ。
1分もしない間に来て、注文を取り帰っていった。
喉乾いたから早く持ってきて欲しいな。


紀「何読んでんの?」

『・・・』

宮「、、、あれ?」
紀「おーい、神原さーん」


、、、私?


『はい、』


小説から目を離さず返事をした。


紀「何読んでんのかなーって。」
『悪の華。シャルル・ピエール・ボードレールの。』
宮「シャルルピエっ、ボード、え?」
紀「難しいの読むのねぇ、」
『好きですから。』


ていうか知ってどうするんだ。
まぁ気にはしてないけど。

するとコンコンッと、扉を叩く音がした。
店「失礼致します。お飲み物をお持ちしました。」

宮「ありがとうございます。」
店「ごゆっくりどうぞ。」


持ってこられた飲み物に
すぐさま手をつける。

あぁ、この苦さが最高だ。


宮「そろそろ仕事の話しない?」
『あ、うん。』


小説に栞を挟み、
鞄に閉まって、
今度はノートとペンを取り出す。

今からは仕事モードだ。


『話は多少聞いております。
あとは細かく説明していただけると。』
紀「イメージとしては英国紳士って感じがいいなって話してたよ。」
『そうですか、決まったばっかりってことはまだ衣装もできてないんですよね?』
紀「そうだね〜、昨日案だしたから今色々考えてると思うな」
『なら決まったらこれにメールください。電話は必要以上かけないでくださいね。』
紀「うん、ありがと。」


ある程度メモをとって、
パタッとノートを閉じる。


『兄さん、終わったから私帰るね。』
宮「えぇー!?折角なんだからゆっくりしてこうよ!」
『私も暇じゃないの、今からやることいっぱいあるんだから』


失礼致します、と紀章さんに一礼してその部屋を出る。


『お金置いてくるの忘れちゃった、』


まぁ、兄さんが払ってくれるか。

今から帰って色々案だしてまとめなきゃ。
謎のプレッシャーがのしかかる。

でもなんとかなるよね。多分。

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設定タグ:谷山紀章 , GRANRODEO , 96猫   
作品ジャンル:恋愛
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ミナ(プロフ) - 返信ありがとうございます、楽しみに待っています (2018年4月8日 12時) (レス) id: 66a21e18f9 (このIDを非表示/違反報告)
micro(プロフ) - ミナさん» コメントいただき、作品を読んでいただきありがとうございます!更新を止めている訳では無いので、続き書くつもりです!行進が本当に気まぐれで、申し訳ございません。ですが絶対更新はしますので、待っていただけると嬉しいです! (2018年4月7日 15時) (レス) id: b2e3dab40c (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 初めまして、ミナと申します 小説読ませていただきました それでなのですが、とても続きが気になってしまっていて、続きを書いていただけませんでしょうかよろしくお願いします (2018年4月7日 15時) (レス) id: 66a21e18f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:micro | 作成日時:2018年2月1日 22時

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