スズラン 蛇柱の話 ページ28
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お館様に呼ばれた
産屋敷邸に足を運ぶとお館様があまね様と縁側でゆっくりしていた
「おや、小芭内が来たのかな。」
「はい。伊黒小芭内さんが来てくれていますよ。」
「お館様、あまね様、ご無沙汰しております。今回はどう言ったご要件ですか。」
「西の方に鬼が出たらしい。とても難しい任務ではないのだが、もし他に人手が必要なら今任務に行っていないAか蜜璃の二人のどちらかを一緒に行かせよう」
櫻木か甘露寺
二人のどちらかを選ぶ
答えはひとつだった
「櫻木と共に行ってもよろしいでしょうか。」
「ふふっ、そうだね。きっと小芭内はAと一緒に行くと思っていたよ。わかった、明日Aに話しておくよ。」
「ありがとうございます。」
「あ、それと、あまり好きな子に意地悪しないようにね。」
お館様はそう言うと微笑んだ
この方には何も隠せない
「…善処します。」
「小芭内にもきっと幸運が訪れる。私には分かるよ。」
幸運
いつか櫻木と結ばれることがあるのだろうか
こんな俺と結ばれるのだろうか
・
産屋敷邸を後にして
少しだけ街をほっつき歩いていた
「…藤の花が綺麗だな」
歩いていると
大きな橋が架かっているすぐ側に藤の花が咲き誇り
隣には甘味屋があった
「…寄っていくか」
・
「いらっしゃいませ!好きな席に座ってください!」
折角だから外の横椅子に座ることにした
藤の花がよく見えるいい席だ
「お兄さんなにか悩んでますね」
「店主か?」
俺が藤の花を眺めていると店主らしき女が俺に話しかけてきた
「そうです。ここの店主をしている 祭 という者です」
「なんで、俺が悩んでいるとわかった?」
「そんなに暗い顔して溜め息をついていたら分かりますよ。恋の悩みですか?」
俺は気づかないうちに溜め息をついていたようだ
店主に話を聞いてもらうことにした
・
「…嫉妬させるのはやはりダメだろうか」
「絶対にダメですね。」
・
沢山話をしているうちにもう日が沈みかけていた
もう一人の女が片付けをしている
「今日はお客が少なくてよかったです。お兄さん、頑張ってくださいね」
「嗚呼、聞いてくれてありがとう」
店を出て、歩いて後ろを振り向くと
伊之助らしき男が女を迎えに来ているところを見た
「伊之助も恋をするのか…」
驚いたが
勇気を出せる伊之助を羨ましいと思った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
桜餅
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
ラッキー柱
岩柱
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みお(プロフ) - 好きすぎます!!めちゃくちゃ感動しました!素敵な作品ありがとうございます!! (2022年5月3日 21時) (レス) @page45 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
季節(プロフ) - 伊黒好きさん» コメントありがとうございます!わぁ!予想は当たりましたか(*^^*) (2020年3月27日 0時) (レス) id: d8a33c6ec8 (このIDを非表示/違反報告)
伊黒好き - 感動しました!結構小説の最後にある花言葉を予想してました(笑) (2020年3月26日 20時) (レス) id: c0f99f9f3e (このIDを非表示/違反報告)
季節(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます!また後日談など書きますのでお待ちください.......! (2020年2月9日 18時) (レス) id: d8a33c6ec8 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 感動しました (2020年2月9日 17時) (レス) id: 1118e6074b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:季節 | 作成日時:2020年2月2日 23時