9話 ページ10
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ずっとずっと色んなことを我慢してきた。
本当は友達といっぱい遊びたかったし、
家族とたくさんの場所に出かけたかった。
そんなこと叶わないから、諦めてずっと生きてました。
でも、今は違います。
狗巻先輩と伏黒が私のことを助けてくれなかったら
私は今最悪な思い出と共にあの世でいると思います。
本当に、ありがとうございます。
『ありがと…うございます』
気付いたらポロポロと涙がこぼれ落ちていた
色々なことを思い出して
ノバラ「そう、そんなことが…」
何故か野薔薇と虎杖と先生まで泣いている
『ちょっと、泣かないでください…』
メグミ「やっと、俺たちに話してくれたな」
顔を上げると、伏黒が私の頭を撫でてくれた
メグミ「これからもよろしくな。A」
ユウジ「うぅっ、よろしくな、A」
『ふふっ、その方が距離が近くなった気がする』
サトル「で、2年生たちはずっとそこで見てるけど、いつ出て来るの?」
教室のドアの方をちらりと見る先生の視線の先には
2年生の先輩たちが肩を震わせていた
パンダ「だって、聞き耳立てた以上最後まで聞きたくて」
マキ「途中ではいる空気にもならなくてさ」
トゲ「つなまよ」
3人の目は少し赤く見えた
トゲ「…つな」
ふと、涙を掬われた
暖かい手が私の頬を包んでいる
狗巻先輩が私の手を取って何かを掌に指で書き始めた
〈 Aこれからも、よろしくね。〉
『はいっ!』
その日は私の両親が死んでから
1番幸せな日だった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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ラッキーキャラクター
五条悟
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作者名:季節 | 作成日時:2021年1月11日 16時