星涙病は記憶を探す【時透無一郎】

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少し前の事を思い出した

今は階級もひとつ上がり

星柱となって時透さんと同じ位になった




｢あ、Aがいる。何してるの｣



｢あ、時透さん！今はですね…石を見ています。｣



｢石？石なんて見て何になるの？｣



｢時々まるで空から落ちてきた星みたいな石があるんですよ。それを見つけてるんです。｣





そう私が言うと

時透さんは私の横にしゃがみこんだ





｢こういうの？｣



｢あ、とっても綺麗ですね！｣





時透さんが見せてくれたのは

太陽の光に反射して輝く宝石のような石だった

それを私に微笑みながら見せてくれる

胸がきゅっと締め付けられるくらい素敵な笑顔だった





｢ふふっ、楽しいですね時透さん。｣



｢うん。たまにはいいね。｣






その後は二人で少し河原を散歩して

時透さんの好きなふろふき大根を食べるために時透さんの行きつけの定食屋へ足を運んだ

ナミダ→←キオク

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