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「僕は産屋敷耀哉。君がいる鬼殺隊の当主をしているよ」
その日のうちに
綺麗な女の人に連れられたとても心が落ち着く声をした男性が訪ねてきた
産屋敷耀哉様、と言うらしい
「Aは星柱。明るく優しい性格をしていた。他の子供達も君の事をよく慕っていたよ」
「そうなんですか…」
「暫くはここで療養するといい。いつか、記憶が戻ったら皆でお茶でもしようね」
「はい…」
その人が帰ってしまった後
目を瞑ると寝てしまった
・
「明桜はいるか!」
「わ、吃驚しました。えと、どなたですか」
目が覚めて縁側で外を見ていると
とても大きな声をした男性が私に声をかけてきた
「よもや!俺の名前も思い出せないのか!俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ!君をここまで連れてきたのも、俺だ!」
「ああ、あなたが…煉獄さん…分かりました。あの、私とはどういう仲でしたか?」
「うむ!明桜と俺はいつも焼いたさつまいもをよく食べていたな!他にも、胡蝶や宇髄、時透____」
''時透''
その名前を聞いた時
頭がとても痛くなった
「どうした!何があった!」
「あ、頭が痛くて、あの、部屋まで…」
そこからの記憶は思い出せない
一つだけ覚えているのが
視界の隅に長い髪の男の人が見えたことだけだった
・
「大丈夫?」
「わ、」
目を開けると
さっき視界の隅に映った長い髪の男の人が私の顔を覗き込んでいた
その人を見ると何故が頭がズキズキと痛む
胸が押しつぶされるようだ
「…貴方は……?」
苦しい胸を押さえながら振り絞って問いかけた
「僕は時透無一郎」
___時透
さっきも聞いた名前だ
すると 目頭が熱くなった
「…これは」
目から流れてきたのは
宝石のようなものだった
「……それって、宝石?今、Aの目から出てきたよね。どういうこと?」
「あ、いや、私も今初めてみ___」
いや
この宝石、見たことある
いつ、いつだろう
思い出せない
思い出せない____
「……帰っていただいてもいいですか…」
「え?」
「少し……寝させてください」
・
独りになった病室で思い出そうとさっき流れてきた宝石を眺める
分からない
これがこの前、胡蝶さんが言っていた星涙病の症状なんだろうか
「分からないよ…」
小さく小言を漏らした
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
炊き込みご飯
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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ラッキー柱
炎柱
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奇病 - 神作でした。 (4月23日 15時) (レス) @page23 id: 5a23d837ed (このIDを非表示/違反報告)
蘭鏡 - 好きなジャンル(奇病系)と推しの小説…最ッッ高…です (2022年3月19日 17時) (レス) @page24 id: 4d158fd0bc (このIDを非表示/違反報告)
季節(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて本当に嬉しいです(^^) (2020年7月19日 21時) (レス) id: d8a33c6ec8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - な、なんだこの素敵な作品は!一気に読んでウルウルしてました……。こういうのめっっちゃ好きです!! (2020年5月22日 14時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
季節(プロフ) - 夜舞希色さん» コメントありがとうございます!分かりました(*^^*)また良い奇病系見つけましたらお作り致します(^^) (2020年5月9日 1時) (レス) id: d8a33c6ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:季節 | 作成日時:2020年2月23日 23時