ねぇ、思い出してよ… (ページ4)

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「高嗣？起きて？」

ってずっと声をかけた。

高嗣との思い出の話をしたりしながら。

すると2週間も目を覚まさなかった高嗣が目を覚ました。

「高嗣！？みっくん！起きた！」

北「二階堂！！」

「とりあえず先生呼ぼ！」
ってナースコールで呼んだ。

ニ「みつ…？あれ…君誰？」

「えっ…」

北「おい。何言ってんだよ。Aだよ。お前の彼女。高校の時から付き合ってる彼女。」

ニ「俺彼女いた？」

「なんで…涙」

医「二階堂さん目を覚ましましたか。あの、ちょっとお話が…」

医「二階堂さんの彼女さんですよね？」

「ｺｸﾘ」

医「二階堂さんは記憶障害です。」

「えっ…だから私のこと忘れちゃったんだ…」

北「思い出すことってありますか？」

医「それはまだなんとも…」

「なんで私なの…高嗣私のこと大好きじゃなかったの…」

北「絶対思い出すから…」

「もうやだ…高嗣の中には私いないんでしょ…」

涙しかでてこなかった。

涙ってこんなにでるんだってくらい。

その日からまともにご飯も食べれてない。

キスマイのメンバーからも「ご飯食べろ」って言われる。

けどそんなの無理だよ…

ショックでショックで。

高嗣とずっと一緒に住んでた家に浸る。

ベットのシーツも高嗣の匂い…

また涙が出てくる。

高嗣思い出してよ…