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「時間だから、片付けよっか」
時計を見て、潤くんが周りに声をかけた。
俺が相葉さんにメールし終わった後、翔さんが反対のロータリーの売り場へ行って。
それっきり戻らなくて、段々と不機嫌になってるような気がする。
他の人達に指示を出しながらどんどん片付けていく潤くん。
「ニノ、相葉くんから返事来てる？」
自分のことは二の次で、俺にスマホ見ていいよって促してくれてるんだ。
その気持ちを無下にも出来なくて、申し訳ないけどチェックさせてもらった。
チカチカと点滅するライト。
画面を開くと、相葉さんからの返信。
アドレス登録したよってこと。
もう少しでこっちを出られると思うから。
事務所に10時半くらいに迎えに行けると思う、って内容。
「何時に来るって？」
「10時半くらい」
「そっか、急がなくても大丈夫だな。
ならもうちょっと手伝って」
うん、と頷く。
潤くんが机を持って、俺には金庫を渡された。
昨日は翔さんが金庫を管理してたけど、戻って来ないから？
相葉さんのメールに、気持ちがふわふわ落ち着かないのが。
自分だけが浮かれていて、隣の潤くんに悪い気がしてしまう。
「潤くん・・・」
翔さんの話を聞いてもいいのかな。
今は話したくないかな。
「ニノ、今日は腰、痛くなんなかった？」
自分のことより人の心配をしてくれる。
潤くんも普段からすごく優しい人だ。
「あ、うん。
途中で、貼るカイロ交換してもらったから
今もあったかいし。
皆にも気を使ってもらっちゃったよね」
「へー、交換、ね」
ふふっと笑う潤くん。
「ほんと、相葉くん、必死なんだもん。
・・・人見知りのはずなのに、ニノのことになると。
こっちだって協力してやりたくもなるよ」
そう言いながら俺を見る潤くんの目にからかいの色はなくて。
そう・・・と俯いた。
人見知り、だなんて感じなかった。
初めから優しくて、俺のことずっと気にして付いててくれて。
・・・俺に、必死？
本当にそうだったらいいけど。
けど、まだ何にも始まってない。
相葉さんの 言いたいことが、俺と同じじゃなかったら・・・。
明るくて眩しくて、太陽みたいなあなた。
自分とは正反対、真逆のあなたに
惹かれて、焦がれる気持ちを持て余す。
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白やぎ(プロフ) - にのか様ありがとうございます！今更クリスマスの話、需要があるのかと自分でも疑問でしたので；ちょっと安心いたしました。二人にも頑張ってもらいたいと思います〜 (2015年1月17日 22時) (
レス) id: b96a671fa3 (このIDを非表示/違反報告)
にのか(プロフ) - 白やぎさん続きありがとうございます。クリスマスはまだまだ始まったばかり！あどれすも交換してまた少し縮まった距離が嬉しいです＾＾早く相葉さん戻ってこないかなぁ。私もにのちゃんと一緒にドキドキして待ってます♪ (2015年1月17日 6時) (レス) id: cadf494d19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白やぎ
| 作成日時：2014年12月24日 12時
