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「バスケの方は、いいんですか？」
今日もやっぱり荷物を持ってるし。
「うん、サークルは休みだよ。
今日は友達のチームが試合あるらしいけど
人が足りないとか言わなかったから」
「そう、ですか」
・・・良かった。
取り合えず。
バスケも、・・・彼女も、いなくて。
「ふふ、ニノのこと心配だしね〜。
あ、今日は腰の上にカイロ貼っとこう!!」
本当に優しくて。
こりゃ誰だって勘違いしたくなんだろ、なんて思う。
駅を出るまでずーっと俺を右斜め後ろから、
エスコートするみたいに守りながら歩いてくれて。
どんだけ優しすぎんの!?
誰にでもしてんのかよ!?
嬉しいのに、腹が立つわ。
こんな矛盾、相葉さんだから感じるんだ。
改札を出たところで、大野さんとばったり会った。
「おはよう〜」
「おはよう、リーダー」
「おはようございます」
二人で挨拶をかえすと、リーダーが真顔で相葉さんを見た。
「相葉ちゃん、二人で来た？
それとも偶然？
仕事でナンパなしって、わかってるよな」
あ・・・。
もしかしてまずかったの!?
「あの、偶然・・・」
言い繕おうとしたら、相葉さんがいいのって俺に首を振った。
「俺が、ニノに待ち合わせようって頼んだんだ。
一人で電車に乗せたくなくて、だから・・・
俺の、責任だよ」
大野さんから俺を隠すように少し身体を移動して、
きっぱり、そう言った。
きゅん・・・って女の子じゃないけど。
胸が音をたてるっていう表現しかない。
かっこよすぎる。
こんなの他に表せなくてもしょうがないじゃん!!
昨日の翔さんを助けた時といい、
相葉さんって、逃げない人なんだ・・・。
優しくて、強い。
「相葉さん・・・」
どうしよう・・・俺を気にしてくれたせいで、
バイトダメになっちゃうかもしれない。
申し訳なくて、不安で、
相葉さんのコートの背中をきゅっと掴んだ。
「なんだよ、俺の付け入る隙ないじゃん」
へら〜っと雰囲気をかえた大野さんにほっとする。
怒ってるんじゃなさそうだよな？
相葉さんの背中からも力が抜けるのがわかった。
「もー、リーダー、ナンパじゃないから！」
相葉さんが大野さんにタックルするのを後ろから見て。
ふ・・・と息を吐いた。
ケンカとか、言い争いにならなくて良かったけど、
そうだよな〜、ナンパなわけない・・・なんて当たり前だ。
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白やぎ(プロフ) - にのか様ありがとうございます！今更クリスマスの話、需要があるのかと自分でも疑問でしたので；ちょっと安心いたしました。二人にも頑張ってもらいたいと思います〜 (2015年1月17日 22時) (
レス) id: b96a671fa3 (このIDを非表示/違反報告)
にのか(プロフ) - 白やぎさん続きありがとうございます。クリスマスはまだまだ始まったばかり！あどれすも交換してまた少し縮まった距離が嬉しいです＾＾早く相葉さん戻ってこないかなぁ。私もにのちゃんと一緒にドキドキして待ってます♪ (2015年1月17日 6時) (レス) id: cadf494d19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白やぎ
| 作成日時：2014年12月24日 12時
