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ドン。
俺の顔の横、隣の人との境を相葉さんの右手が作った。
その手に倒れるのを助けて貰って、寄りかかってほっとする。
続く小さめな揺れにも周りが振り回されるなか、
相葉さんが囁いた。
「ニノちゃん、大丈夫？」
「はい、ありがとうご・・・ざい、ます」
いつの間にか左手を俺の頭の上にも付いていて、
腕と背中、いや、全身で
周りの人混みから守ってくれるのを知る。
俺の少し上にある顔を見上げると、踏ん張ってて大変なくせに、優しい目が覗き込んできて言葉を失う。
・・・この状況って。
今、流行りの・・・
壁ドンとかいうやつ？
電車でいちゃつくなんて、バカじゃんとしか思わない俺が。
酔ってる？
電車に？
このシチュエーションに？
それとも、カッコいい相葉さんに・・・
意識した瞬間、上がる体温。
真っ赤になる前に、早く。
この顔を相葉さんに見られるくらいなら！
顔を下げて、相葉さんの胸に頭をぎゅっとくっつける。
隣の人には、男同士で何やってんだって驚かれるかもしれないけど。
大胆なこんな行動も、でっかいベンチコートが周りから俺を隠してくれるはず。
自分でゼロにしたこの距離。
冷めない顔の熱さを自覚してるのに。
なのに、もっとどうにかならないのかなんて考える。
駅に着くまで、ほんの数分。
長いようで、短い時間、
俺のドキドキが相葉さんにうつったみたいな相葉さんのドキドキを感じながら。
二人無言のまんま、くっついていた。
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白やぎ(プロフ) - にのか様ありがとうございます！今更クリスマスの話、需要があるのかと自分でも疑問でしたので；ちょっと安心いたしました。二人にも頑張ってもらいたいと思います〜 (2015年1月17日 22時) (
レス) id: b96a671fa3 (このIDを非表示/違反報告)
にのか(プロフ) - 白やぎさん続きありがとうございます。クリスマスはまだまだ始まったばかり！あどれすも交換してまた少し縮まった距離が嬉しいです＾＾早く相葉さん戻ってこないかなぁ。私もにのちゃんと一緒にドキドキして待ってます♪ (2015年1月17日 6時) (レス) id: cadf494d19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白やぎ
| 作成日時：2014年12月24日 12時
