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#Story_5 ページ7

『私っ、本当は何も出来ないのっ…

人のために何かできないかなって、ずっと考えて生きてきた。

だけど本当の私じゃ、皆から突き放される、ってわかってたからっ…

でもっ、隠すことがずっと辛くて…!

偽って生きて、何が楽しいんだろうって…!』


「…それが、Aの本当の気持ち?」


『うんっ…』


「ありがとね、言ってくれて。」



私は自然とぶるーくの腕の中に収まった。


他の人とスキンシップを取ることはあったが、それでも得られなかった、


そんな暖かさを感じた。



「Aは何も無いって思ってるけど、大丈夫だよ。

君には、優しい心がある。

何も無いっていうのも個性だしねっ。」


『…!』



私に、新しい個性をくれた。


それで、私の恋心は加速する。



『…やっぱり私、』



だけど、今言うべきじゃない。


言葉を飲み込み、ぶるーくの体を強く抱きしめた。



「?」


『何でもないよ』


「えー、隠し事?」


『…いつか分かるよ』


「あはっ、何それ」



いつか、それが永遠かもしれないけれど。


私はそれまで、この人の隣にいたい。



『ねぇ、お願いがあるの』



ぶるーくの背中に問いかける。



「ん〜?なぁに、A」



後ろで手を組んで、踊るように歩く。



『…私と、ずっと友達でいてくれる?』


「えぇ、何どうしたの?

当たり前だよ、心配しないで。」



振り向いて、そう言った。


夕方に出ている白い月が、彼の頭の上に光っていた。


そして、それと対比になるような、赤い瞳が輝いていた。

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aru。(プロフ) - Kさん» わー!!ありがとうございます…!!この作品では2視点で書いてるので、上手く繋がるように頑張ったので…嬉しいです!是非色々繋がってるとこ…見つけてみてください…! (2月29日 21時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
K - 最高な作品ありがとうございます!!! 嘘で塗り替えられた記憶とあった事実のこと……深く考えられていてすごいと思いました!! (2月29日 21時) (レス) @page23 id: ca68b6c668 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 愛璃さん» 文字化けはあとがきに書いていませんでしたが、変換して調べて下さりありがとうございます…!お話に付き合っていただきとても嬉しいです!ありがとうございます! (6月25日 7時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
愛璃(プロフ) - 完結おめでとうございます!!今回のお話もとっても面白かったです!真実が分かった時鳥肌でした…途中で出てくる文字化けも変換したのですがそういうことだったんですね…!次の作品も楽しみにしています!更新お疲れ様でした!これからも応援しています。 (6月25日 0時) (レス) @page23 id: cc5155de71 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます!考察できるようなお話作りたいなあと思ってたので嬉しいです〜! (6月21日 17時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aru。 | 作成日時:2023年5月31日 18時

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