#Story＿2 ページ4
『...あ』
ぶるーくとの帰り道。
新しく、クレープ屋さんが出来ていた。
出ていた看板を見ると、私の好きな果物がたくさん使われていたクレープがあるようだった。
「甘いもの好きなの？」
『わっ！？』
横からひょい、と顔を出した。
すると、ぶるーくは店の奥に消えた。
しばらくして、私の欲しかったクレープを持って帰ってきた。
「ついでに僕も買ってきたの。
一緒に食べようよ」
『っ...あ、ありがとう！』
クレープを受け取って、一口かじりつく。
甘酸っぱさが口の中に広がる。
『ん〜！美味しい！』
「良かった。
これも食べる？」
『え！た、食べる！』
ぶるーくが差し出してきたクレープにも、思わず口をつける。
美味しさに声を漏らしたが、少し冷静になって恥ずかしくなる。
『...待って、ごめん...』
「へ？何が？」
『た、食べちゃったの！？』
私が口をつけたのにも関わらず、何も気にしていないようにぶるーくは食べていた。
「え、ヤバ恋人みたいなことしてんだけど」
『っ！！』
その光景を、クラスメイトに見られた。
『か、勘違いしないで！？』
「マジになってる、逃げようよ」
「それな、あんなやつだとは思わなかった」
『...え』
いつもは優しいみんなが、冷たくなってしまった。
ぶるーくとぎこちなく別れた後も、後悔は残る。
あの刺さるような瞳が痛くて。
『...っ、どうしよう...！』
嘘で繕うにも、人は中々変われない。
不安を抱えながら、ベッドで眠る。
ぶるーく気にしなくていいから。猿なんてあんなもんだよ。何かあったら僕が守るから大丈夫。
ぶるーくが心配してメッセージをくれた。
だけど、濡れた枕が乾くことは無かった。
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aru。(プロフ) - Kさん» わー！！ありがとうございます…！！この作品では2視点で書いてるので、上手く繋がるように頑張ったので…嬉しいです！是非色々繋がってるとこ…見つけてみてください…！ (2月29日 21時) (
レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
K - 最高な作品ありがとうございます！！！ 嘘で塗り替えられた記憶とあった事実のこと……深く考えられていてすごいと思いました！！ (2月29日 21時) (レス) @page23 id: ca68b6c668 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 愛璃さん» 文字化けはあとがきに書いていませんでしたが、変換して調べて下さりありがとうございます…！お話に付き合っていただきとても嬉しいです！ありがとうございます！ (6月25日 7時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
愛璃(プロフ) - 完結おめでとうございます！！今回のお話もとっても面白かったです！真実が分かった時鳥肌でした…途中で出てくる文字化けも変換したのですがそういうことだったんですね…！次の作品も楽しみにしています！更新お疲れ様でした！これからも応援しています。 (6月25日 0時) (レス) @page23 id: cc5155de71 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！考察できるようなお話作りたいなあと思ってたので嬉しいです〜！ (6月21日 17時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2023年5月31日 18時
