#Story＿6 ページ8
その日はきんときくんと一緒に寝た。
はずだったのに。
『…あれ…？』
朝起きて、隣にきんときくんがいなかった。
早く起きちゃったのかな、と他の部屋に探しに行く。
でも、きんときくんの姿は見えなかった。
『…な、何で…？』
焦りの気持ちに追い込まれた私は、昨日貰った「連絡用」のスマホを手に取る。
そして、一つしかない連絡先に電話をかける。
どこいっちゃったの、お仕事はやめたんじゃなかったの。
孤独を誤魔化せなくて、歩き回りながらきんときくんが電話に出るのを待った。
だけど、ワンコールで出て来てくれて、少しだけ安心する。
"「ど、どうしたの！？何かあった！？」"
電話の向こうのきんときくんも焦ってるように、早口で少し息が上がっていた。
『…朝起きて、隣にいなかったから、
どこ行っちゃったのかな…って』
"「う、嘘！？聞こえてなかった？
一人にさせちゃってごめん、俺もそろそろ限界だからすぐ帰るよ」"
『ん…』
捨てられてなかったなら、良いか。
玄関で5分くらい立って待っていると、きんときくんは息を荒くして帰ってきてくれた。
「ただいまA！！」
『おかえり』
そして、走ってきた勢いのまま私を包む。
『…きんときくん』
「？
なぁに？何かしてほしいの？」
『…何でもないよ、一緒にご飯食べよ』
「うん、いいよ！」
"私だけを見ていてよ"
そんな呪いみたいな言葉、言えるはずもなくて。
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aru。(プロフ) - はんはんさん» 実は「Story」では見えなかった真実を、「AnotherStory」で見える、そんなお話を目指していました…。色々とありがとうございます！！ (5月29日 16時) (
レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 愛璃さん» お話のような関係も現実で有り得るので、お互いが幸せならそれが愛なんですかね…。ありがとうございます！ (5月29日 16時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
はんはん - これからも応援しています！！無理しすぎない程度に！！（ここ重要）これから主様のペースで頑張ってください！！ (5月29日 9時) (レス) @page23 id: 04ab76775a (このIDを非表示/違反報告)
はんはん - 完結おめでとうございます！！！最初は夢主ちゃんが一方的に依存してしまい夢主ちゃん自身の魅力などにknさんが惚れる展開かと予想しました！ネタバレになるので言えませんがまさかknさんが…！とは思わず興奮が止まりませんでした！一番大好きな作品です！ (5月29日 9時) (レス) @page23 id: 04ab76775a (このIDを非表示/違反報告)
愛璃(プロフ) - 完結おめでとうございます！！とても素敵なお話でした！これも1つの愛のカタチですね…。天使が籠の中の鳥にならないことを願うばかりです。更新お疲れ様でした！これからも応援しています。 (5月29日 1時) (レス) @page23 id: cc5155de71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2023年5月14日 20時
