#Story＿2 ページ4
朝起きて、きんときくんは仕事に向かうと言っていたのでお弁当を作る。
誰かのために作ることは、自分のためのご飯作りよりも何倍、いや何十倍と楽しかった。
「おはよ〜A…。」
そう言って、首に柔らかいものが当たる。
『？』
「えっ、お弁当作ってくれてるの！？
本当に嬉しいよ、ありがとう！」
眩しい笑顔を、私に向けてくれた。
それだけで、今までのことが全て報われた気がした。
『…はは、本当に神様みたい』
「それは俺のセリフだよ…
はぁ、仕事今日やめてくるから。
それで2人でいられるよね？」
『えっ！？
…それがやりたいことなら、良いけど…』
「あはは、俺芸能界で活躍してるから。
貯金は腐るほどあるよ。」
着替えを済ませると言って別の部屋にきんときくんは入っていった。
その間にものを弁当箱に詰めて、風呂敷に包む。
「…じゃあ、行ってくるよ…」
悲しい目をしながらきんときくんは出て行った。
バタン、と扉が閉まった。
『…行ってらっしゃい』
そう言ったあと、また扉が勢いよく開いて、正面からきんときくんに強く抱きしめられる。
「行ってらっしゃいのハグだよ」
服から香る匂いが私の脳の動きを止めるようで
何だか洗脳されているような、ボーッとした気持ちになってしまった。
『…いってらっしゃい、あなた？』
「うん、6時には絶対帰るから。
大好きだよ、行ってくるね！」
私は笑顔で送り出した。
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aru。(プロフ) - はんはんさん» 実は「Story」では見えなかった真実を、「AnotherStory」で見える、そんなお話を目指していました…。色々とありがとうございます！！ (5月29日 16時) (
レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 愛璃さん» お話のような関係も現実で有り得るので、お互いが幸せならそれが愛なんですかね…。ありがとうございます！ (5月29日 16時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
はんはん - これからも応援しています！！無理しすぎない程度に！！（ここ重要）これから主様のペースで頑張ってください！！ (5月29日 9時) (レス) @page23 id: 04ab76775a (このIDを非表示/違反報告)
はんはん - 完結おめでとうございます！！！最初は夢主ちゃんが一方的に依存してしまい夢主ちゃん自身の魅力などにknさんが惚れる展開かと予想しました！ネタバレになるので言えませんがまさかknさんが…！とは思わず興奮が止まりませんでした！一番大好きな作品です！ (5月29日 9時) (レス) @page23 id: 04ab76775a (このIDを非表示/違反報告)
愛璃(プロフ) - 完結おめでとうございます！！とても素敵なお話でした！これも1つの愛のカタチですね…。天使が籠の中の鳥にならないことを願うばかりです。更新お疲れ様でした！これからも応援しています。 (5月29日 1時) (レス) @page23 id: cc5155de71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2023年5月14日 20時
