□ ページ34
ace side
やっぱり、楽しい。
俺が拳を振るうとバタリバタリと倒れていく男たち。
いつもの喧嘩とは比べ物にならない爽快感やと思った。
これは男と男の真剣勝負で、命もかかっとる訳やから、いつもクラブで声をかけてくるやつらとは実力もちゃうし。
程よい緊張感があって胸が高鳴るのがわかる。トッポは麻薬の反応を確認しにいって、アーセナルはそのトッポのお守り役。
…2人が帰ってくる前に全部片付けとこかな、そーしたら2人ともビックリするやろ、こんな大きな喧嘩はなかなかないし、この状況を楽しまなアカン。
とりあえず今、見えてるだけの敵だけでも倒して早く2人の手伝いでもすればええやんか、と思った。
口元が緩む。首を鳴らすと上着を脱いで、ばさっとその辺に投げ捨てた
そして、ニヤリと笑う、目の前の敵に思いっきりパンチを繰り出した。
結果は顔面ヒット。
まるでアメコミのヒーローになったかのような感覚。みんな俺に、敵わへん。そう思うと思いっきり笑った
｢もっと強い奴は居らんの？｣
なんて余裕をかまして笑うと、
｢ここにいるけど？｣
と背後から声がして、こめかみには銃口が当てられた。
『アカンときは言え』なんてアーセナルに言われたけど。
｢…いつから背後に居たん、｣
｢さぁ？いつからだろうね。でもそれは知らなくても別にいいんだろ？｣
｢お兄さん？いや、おじさん？ようわからんけどさぁ、何者なん？｣
後ろに回られてるから顔は見えない、背は少しだけ俺よりも高いだろうか。
｢邪魔な口は閉じようか？｣
声を荒らげる訳でもないのに威圧感を相手に与えるコイツは只者ではないんやと思った。
多分、俺の声は届かないんやろ？
｢っ、助けてや｣
その声と同時に銃声が聞こえた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しぶまる∞(プロフ) - 愛奈さん» わかります！（笑）元々すばるくん、丸山くん、村上くんにトキメキがちな私ですが、パッチの時は断然エースとアーセナルに心撃たれまくりです。パッチのエースの色気とカッコ良さとふと出る可愛さに切ない目に…。語り尽くせぬほどに止まりません（笑） (2015年9月21日 22時) (
レス) id: dddb8ff51a (このIDを非表示/違反報告)
愛奈(プロフ) - もう一度リクエストさせていただいてもよろしいですか？私は個人的にエースが大好きなのでエース関係のことを書いてもらえると嬉しいです！例えばあの話の続きとか？もう一度狙われるとかはどうでしょうか？ (2015年9月21日 21時) (レス) id: 66c3d0984c (このIDを非表示/違反報告)
しぶまる∞(プロフ) - ミドリさん» 了解いたしました！少しだけお待ちください！ (2015年9月10日 15時) (レス) id: dddb8ff51a (このIDを非表示/違反報告)
ミドリ - リクよろしいですか？クイーンとジョニーが揃って風邪を引いてしまうお話が見たいです！ジョニーくんはクイーンが調子悪いから自分も言い出せなくて、限界が来て倒れちゃう感じがいいです！よろしくお願いしますm(__)m (2015年9月10日 12時) (レス) id: a4b550d0e1 (このIDを非表示/違反報告)
しぶまる∞(プロフ) - 愛奈さん» 了解しましたー！ (2015年9月2日 18時) (レス) id: dddb8ff51a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しぶまる∞ | 作者ホームページ：http://xx1030xx0617xxAN.
作成日時：2015年8月13日 8時
