強引と優しさ(１) ページ43
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『俺が持つからいいよ。』
ひょいと取り上げたのは、
私が今絶賛避けているユノさんだった。
｢…ユノ部長？！｣
ミンホ君は私とユノさんのやり取りを
ポカーンとして見てる。
すると、ミンホ君に向き直るユノさん。
『たまたまAさんと同じマンションなんだ。
俺の方が近いから俺が送るよ。』
ユノさん
そんな事カミングアウトしちゃっていいの？
訳の分からない展開に突っ立ってたミンホ君は
そのユノさんの言葉に納得する。
『なるほど！じゃあ、Aさんをお願いします。』
『もちろん。』
ユノさんが頷くと、ミンホ君は"お疲れ様でした"と笑って帰って行った。
やっぱり忠犬？
凄く優しくて元気一杯の可愛がりのある後輩。
『じゃ、帰ろうか。』
2人でミンホ君の後ろ姿を見届けると
ユノさんは"よいしょ"と私の荷物を抱え直した。
｢…ユノさんは、迷惑じゃないんですか？｣
『全然。』
"何が？"みたいな涼しい顔をするユノさん。
少し強引だけど、ユノさんは凄く優しくて…
でもそれが私だけに対する優しさじゃないって知ってる。
ユノさんは全員に優しいんだから。
｢資料重いんで、返してください。｣
『ヤダ。』
辛くなってユノさんから無理矢理奪おうとすると
即答され、ひょいと高い所に資料を持ち上げられた。
…ずるくない？！それ！
｢何でですか〜！
重いのなんて持たせられませんよ。｣
呆れながら私が答えると
ユノさんが詰め寄ってくる。
『だって返したらAさん
そのまま自力で帰りそう。
なんで最近俺のこと避けてんの？』
…やっぱり気づいてたんだ。
思わず黙りこくると、ユノさんは困った様に笑った。
『…俺、しつこい？』
子犬みたいな…悲しい顔をするユノさん。
俯いて私は首を左右に振った。
…私も何がしたいんだろう。
『行くよ、おいで。』
ユノさんはそう言うと歩き出した。
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あかくま(プロフ) - She-inさん» She-in様コメントありがとうございます。これからどんどんチャンミンも出していこうと思っています^^どんな関係になるのか楽しみにしてて下さい！ (2018年2月8日 12時) (
レス) id: abdc2bf7f5 (このIDを非表示/違反報告)
She-in(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませてもらいました。何故だかチャンミンの事が気になってしょうがないのは私だけでしょうか？ユノとのチャンミンとのこれからが楽しみです。２章を楽しみに今から読ませてもらいます。 (2018年2月8日 10時) (レス) id: 7a0c4728ec (このIDを非表示/違反報告)
あかくま(プロフ) - wakaさん» ごめんなさいwwwちょっとズレたダサんほしか浮かびませんでした(笑)でも最近のユノの服装は格好良いですよね！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: abdc2bf7f5 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ゆのぉw服のセンスは良くしてあげて｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡もう、吹き出してしまったわwwww第二章、楽しみだわ (2018年2月5日 22時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
あかくま(プロフ) - うさ子さん» うさ子さん初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます^^ こんなユノみたいな上司、レア中のレアですよね(笑)私も切実に欲しいです。わっ！！ユノと同じセンイルなんですか？！すごい羨ましいです！！ぜひいい日にして下さい！おめでとうございます！！(だから早い) (2018年2月5日 21時) (レス) id: abdc2bf7f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかくま | 作成日時：2018年1月21日 0時
