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瀬「何が三時間ですか」
切「腹へった……死ぬ」
マ「悪いね。私たちならって意味。アレ」
肩で呼吸を整えながら、マンダレイの言葉に耳を傾ける。プロはあれを三時間で越えられるのか。実力差を身をもって知れるのはありがたいことなのだろうが、今はそんなおめでたい考えにはなれない。
『あっづー』
芦「檻守、制服が破廉恥な感じになってるよ……」
いつもなら、きゃーなんて言ってからかってくるだろうが、流石の彼女もそんな元気はないらしい。
『暑すぎて、ネクタイとって……ボタンも何個か外したねん』
第三ボタンまで外した制服。手には一応ネクタイを握りしめているが、走っている間はずっと投げ捨てたかった。
峰「眼福かな……」
『クソが。死ね』
緑「かっちゃんみたいなこと言ってる……!?」
私の姿を見て峰田さんが、手を合わせて拝みやがった。もう、サイテーすぎるから五回死んだらいい。
轟「檻守」
『……何。しょーとくん』
轟「これでマシか」
焦凍くんは、左手を私の首に当てた。左側の個性が影響してるのか彼の手はひんやりとしている。
『ん……冷た……ありがてえ……』
耳「これで付き合ってないってマジ？」
爆「おい、舐めプ野郎!!! 氷出しゃ済むだろうがよ!!! 馬鹿かよ!!」
別に、氷を出してくれればいいとか。わざわざ触れる必要は無いとか。そんなことは分かっているのだが、説明するのが煩わしいほど暑かったのだ。
轟「それもそうか。檻守。これを首に当てておくといい」
爆豪の指摘を受け、小さな氷の塊が手渡される。首に当てるとさらに冷たい。
プ「でも、正直もっとかかると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった。いいよ、君ら。
……特に、そこ五人。躊躇の無さは経験値によるものかしらん？」
プッシーキャッツは、猫の手を模した手袋の人差し指を、こちらに向けた。
先発を走っていた私、焦凍くん、緑谷くん、飯田くん、爆豪。
プ「三年後が楽しみ！ ツバつけとこー!!!」
プッシーキャッツは、本当にぷっぷっと音を立ててツバの粉末を吹き始める。そういうのって言葉の綾であって、実際するものでは無いだろうに。
『リアルでツバつけるやつがあるか！』
焦凍くんのおかげで、ツッコミする元気が戻ってきた。数分個性を使うインターバルを設ければ、鼻血もすぐ止まる。
『助かった、焦凍くん。ありがと』
轟「あぁ。良くなったなら良かった」
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
