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何が、起こっているんだろう。緑谷くんと飯田くん。そして切島くんが居る。それに氷の個性は焦凍くんだ。
爆風で空を飛んだのは、人生で二度目になる。
爆豪が、切島くんの手を握った。私も、離れんとばかりに腕に力を込める。ニトロの甘い香りが鼻腔をくすぐった。
飯「爆豪くん、俺の合図に合わせ爆風で……」
爆「てめェが俺に合わせろや」
切「張り合うなこんな時にィ!!」
しかし、簡単に逃がしてくれる連合じゃない。エンターテイナーが、勢いよくこちらに飛んできている。少しでも、触れられたらおしまいの個性。
Mt「救出……優先。行って……！ バカガキ……」
敵は、突然巨大化したMt.レディの顔に勢いよくぶち当たる。
『Mt.レディ!!!!』
地上では、続々とヒーローの増援が来ていた。これで、私たちが居ることを気にせず戦ってもらえる。
爆豪の爆破コントロールと、飯田くんのレシプロで私たちは無事着地することが出来た。
そのまま、真っ直ぐ駅前に走ることになる。とにかく、ヒーローの邪魔にならない被害のない場所へと向かうべきだと。
＿＿＿
緑谷くんは、焦凍くんと電話で安否確認をしていた。
爆「いいか。俺ァ助けられたわけじゃねえ。一番良い脱出経路がてめェらだっただけだ！」
切「ナイス判断！」
爆豪の理不尽にこう返せるのは、切島くんだけだと思う。私なら喧嘩する。上空には、報道のヘリが飛んでいて駅の大画面には神野での戦いが生中継で放送されている。
……そこに映し出されていたのは、試験後私が偶然見てしまったオールマイト。群衆は、途端に不安を口にし始める。
《えっと……何が……。え？ 皆さん見えますでしょうか？ オールマイトが萎んでしまっています》
報道陣の声にも、困惑が滲んでいた。
近くで、大画面を眺める緑谷くんが聞こえるか聞こえないくらいの声でポソりと呟く。
緑「そんな……ひみ……つ」
林間合宿での勘は当たっていたらしい。緑谷くんはオールマイトの秘密を知っていた。
……私も、知っていた。知っていたのに、オールマイトの姿を見て安心してしまった。
オールマイトなら。オールマイトに限って。オールマイトだから。
全てを知らないとはいえ私だけは、そう思っていちゃダメだっただろ。
後悔したってもう遅い。今の私には、何もできることなど無いのだ。
『勝って……。勝って!! オールマイトッ!!!!』
聞こえないはずだ。なのに、出た声は緑谷くん、爆豪。大画面を傍観する市民たちの声に混じってしまった。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
