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爆「んっじゃこりゃあ!!」
『ぅ……お゛ぇえ……』
ヘドロの臭いで吐き気が迫り上がるところを寸で堪える。
「悪いね、爆豪くん。檻守さん」
今、私達が居るのは先程のBARとは全く違う。野外だ。目の前には、変な仮面を被った人がいる。声色的に、男だろう。
爆「あ!!?」
そいつは、私達の名を呼んだ。爆豪は、まだ強い語気で居られるようだ。私は、気分が悪くて必死に胸を抑える。
背後でバシャバシャと連続してBARに居た敵連合達が合流し始めた。また一から、逃げる方法を模索しなくては。
「また失敗したね。弔。でも決してめげてはいけないよ。またやり直せばいい。こうして仲間も取り返した。この子たちもね……君が『大切なコマ』だと考え判断したからだ。
いくらでもやり直せ。その為に
全ては君の為にある」
仮面を被った男は、地面に膝を着く死柄木に手を差し出す。言葉遣いは乱暴でないし、所作もガサツでない。
……ただ、なんだ。
先程とは、一切比較にならない恐怖はなんだ。今にも、泣き出したくなるくらいコイツから発せられる圧は。なんだ。
コイツを目の前にしてから、汗腺が急に緩くなったみたいに全身に冷や汗が流れる。手も震えだした。
震える唇を、グッと噛み締めて私は重心を下げる。いつ、戦闘になってもいいように。いつでも、逃げられるように。
「やはり、来てるな……」
仮面の男が呟いたのが聞こえた。視線の先には、空だ。
オ「全て返してもらうぞ。オール・フォー・ワン!!」
空から現れたのは、オールマイト。男は、オールマイトの突進に近いパンチを受ける。
「また僕を殺すか。オールマイト」
彼らの攻防で起こった衝撃波で、私たちは激しく後ろに吹き飛ばされる。敵味方関係なくだ。
「バーからここまで五キロ余り……僕が脳無を、送り優に三十秒は経過しての到着。衰えたね。オールマイト」
オ「貴様こそ。なんだその工業地帯のようなマスクは!? だいぶ無理してるんじゃあないか!?」
何で、オールマイトの攻撃を素手で受けてられるんだ。アイツが先生。敵連合のボス。
オ「五年前と同じ過ちは犯 さん。オール・フォー・ワン。彼らを取り返す！ そして貴様は今度こそ刑務所にブチ込む！ 貴様の操る敵連合もろとも！」
「それは……やる事が多くて大変だな……。お互いに」
男は、そう言うと左手を前に突き出した。瞬間、腕が何かブワッとしたもので覆われ、衝撃に変わりオールマイトを吹き飛ばす。
崩れていくビル群。立つのもままならない私たち。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
