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いつもより早くから、制服で揃うのは変な感じがする。A組もB組も勢揃いだ。その中でも、物間さんがうるさい。
初めての邂逅が体育祭で敵対していただけで、林間合宿でもピリピリしなくていいのに。
物「あれえ？ 君ってば、有名人じゃないか。あのコマーシャルが全国放映されてるのってどんな気分だい!? ねえねえねえ!!!」
私の姿を見かけた物間さんが、あのコマーシャルをここぞとばかりにいじってくる。瞬間、拳藤さんが手刀で物間さんの意識を飛ばす。
拳「ごめんな」
『次はないとお伝えください』
拳藤さんが出てこないと私の拳が出るところだった。
柳「物間、怖」
取「体育祭じゃなんやかんやあったけど。まァよろしくねA組」
小「ん」
少なくとも、物間さん以外は友好的であろうとしてくれているみたいだ。
私達は事前に決めたバスの席に座る。その中で私は相澤先生の隣という特別な席を獲得した。じゃんけんで負けたのだ。
相「一時間後に一回止まる。その後はしばらく……」
相澤先生が生徒たちに声をかけたが、遠足気分のクラスメイトはワイワイガヤガヤ聞く耳を持たない。いつもなら、相澤先生の圧で静かになるのに。
相「奇数だとこういう時不便だろ」
『特等席感あっていいですけどね。せんせの隣』
相「そんなこと言うのはお前くらいだな」
それに、バス酔いする私の座席は前に近ければ近い方がいい。
『先生、動物好きです？』
相「ほどほどだな」
『自宅近くに、野良猫いるんですけど赤ちゃん産まれてたんですよ。飼えないから遠目で見てるだけなんですけど』
私は、先生にスマホ画面を見せる。今朝撮ったばかりの野良猫フォルダだ。
先生は、ゆっくりと首をこちらに向け私のスマホをまじまじ見る。これ、程々じゃないな。だいぶ好きだぞ。
『たまに、雄英にも迷い込んでますけど猫には雄英バリア発動しないんですね』
相「それはそれで考えものだけどな」
相澤先生は、こちらが話しかけるとちゃんと返事をくれる。先生の隣でも案外暇にならずにバスでの時間を過ごせた。
＿＿＿
一時間後、休憩と称してバスが止まった。休憩なのに、全員降りることを指示され嫌な予感がする。
『休憩やのに、全員降りるんですか』
と先生に聞けば、嫌な笑顔で「降りろ」と言われたからだ。絶対なんかあるぞ。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
