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｢浅い！ 少ない！｣
遠くで、女の子の声が聞こえた。
蛙｢急に切りかかって来るなんてひどいじゃない。なんなの、あなた｣
｢トガです！ 二人共カァイイねえ。麗日さんと、蛙吹さん。それに、Aちゃん｣
トガと名乗った女の子の視界に私が映る。セーラー服とカーディガンを着ているのに、ゴツイ機械とか口元を覆う面のようなもの。
お茶子と梅雨ちゃんが驚いて、こちらに振り返った。
私だけならば、ともかくお茶子と梅雨ちゃんの名前までバレてる。雄英はメディアの露出が多いからな。こんな時、不便だ。
トガ｢Aちゃん、血ィいっぱい出てるね。カァイイねえ！ ボロボロでカァイイ！｣
『そりゃどーも！』
私は、トガに対して一直線に走り向かった。右手には個性の鉄格子。手に持つナイフだけには気をつけなくては。
私は、ナイフを持った手を掴んで捻った。
『二人共、施設に走って！ この子、力だけなら抑えれる！』
蛙｢ダメよ、Aちゃんは単独行動を止められているでしょう！｣
梅雨ちゃんは、そう言ってお茶子を舌で投げた。
蛙｢戦闘許可は敵を倒せじゃなく、身を守れってことよ。相澤先生はそういう人よ｣
茶｢梅雨ちゃんも!!｣
蛙｢ええ！ もちろん私も、Aちゃんも！｣
ならば、このトガという女の子をどうにかしなくては。しかし、トガの背中に背負われた機械が私のお腹にグサリと刺さったのが分かった。
『は……!?』
トガ｢ちう｣
私は、無理やりその機械をぶち抜いて距離をとる。対して、トガは恍惚な笑みを浮かべながらその機械を眺めていた。
『なんっや、これ！ 梅雨ちゃん、今すぐ離れて……！』
トガ｢梅雨ちゃん、梅雨ちゃん梅雨ちゃん！ カァイイ呼び方、私もそう呼ぶね｣
トガは、面をずらし口元ににぱっと笑みを浮かべた。鋭く光る八重歯が、目を引く。
蛙｢やめて。そう呼んで欲しいのはお友だちになりたい人だけなの｣
私の声に反応して、お茶子の方へ歩みを向けた梅雨ちゃんの長い髪がトガの機械によって木に押さえつけられる。
トガ｢やー！ じゃあ私もお友だちね！ やったあ！｣
『梅雨ちゃん！』
茶｢梅雨ちゃん!!｣
私の声とお茶子の声が被った。お茶子が、｢離れて!!｣と強く叫んで、トガに歩みを向ける。
ナイフを避け、トガの手首と首を掴み、首を思い切り押した。同時に、手首を引いてトガの体制を崩す。
あっという間に、トガはお茶子によって地面に伏した。
『……すご』
＿＿＿
戦闘シーン分かりづらくて申し訳ない。ニュアンスで読んでください。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
