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虎｢何でもいいがなあ、貴様ら……！ その倒れてる女……ピクシーボブは最近婚期を気にし始めててなあ、女の幸せ掴もうっていい歳して頑張ってたんだよ。そんな女の顔キズモノにして、男がヘラヘラ語ってんじゃあないよ｣
虎が、スピナー相手に激しく凄む。しかし、スピナーは大口開けながら武器を振り上げた。
虎｢ヒーローが人並みの幸せを夢見るか!!｣
マ｢虎!! 指示は出した！ 他の生徒の安否はラグドールに任せよう！ 私らは二人でここを押さえる!! 皆行って!! 良い!? 決して戦闘はしないこと！ 委員長引率！｣
マンダレイの指示によって、飯田くんが踵を返す。｢行こう！｣と声を上げるが、私は緑谷くんに目で合図を送った。
緑｢飯田くん、先行ってて｣
飯｢緑谷くん!? 何を言ってる!?｣
尾｢緑谷!?｣
そりゃあ、緑谷くんの行動は突飛に見えるだろう。洸汰くんの居場所を知らない皆には。
緑｢マンダレイ！ 僕、知ってます！｣
心が生粋のヒーローなら、絶対に洸汰くんの居場所を知っていて自分だけが逃げるなんてしない。
緑谷くんは、洸汰くんの秘密基地へと足を進めた。
尾｢おい！ 檻守まで！｣
『大丈夫！ 私も知っとるから！』
尾｢だから何がだよ！｣
『とりあえず、行っとって！ 戻るから！』
私もその後を追いかける。尾白さんが、私を止めてくれるがそれを振り切って緑谷くんを追った。
緑｢檻守さん!? 何で!!｣
『何も無かったらそれでええし、何かあったら人手は多い方がいい！ 私も、洸汰くんの秘密基地知っとるから！』
それに、何かあったとして私なら洸汰くんを守れる。
崖の麓まで着いた。下からせっせと走るには時間がかかりすぎる。私は、近くの木に勢いよく飛び乗った。こんな時、ワイヤーがあれば直ぐに登れるのに。
私は、木から崖の頂上へと飛び上がった。右手で岩の出っ張りを掴み身体をそのまま持ち上げる。
緑谷くんは、筋力増強の個性を使って一気に崖を飛び上がった。
洸｢パパ……！ ママッ……｣
洸汰くんの声が聞こえる。絞り出すように、嘆くような絶叫が。
対面には、身体をマントで包んだ大柄な男。明らかに、洸汰くんに危害を加えようとしている敵。
私は、敵と洸汰くんの間に入り洸汰くんの身体を強く抱き締めた。
緑谷くんは、敵の腕に対し拳を振るう。
庇った勢いと、攻撃で崩れた瓦礫で五メートルほど吹き飛んだ。
大丈夫、洸汰くんの身体は離してない。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
