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ピ｢腹もふくれた、皿も洗った！ お次は……｣
芦｢肝を試す時間だー!!｣
アシミナが左手を突き立てて、はしゃぐ。合宿前から楽しみにしてたのだから無理もない。出来ることなら、私除いてして欲しいものだ。
相｢その前に大変心苦しいが、補習連中はこれから俺と補習授業だ｣
芦｢ウソだろ｣
その瞬間、アシミナの笑顔は失われた。信じられないほど目を見開いて驚くアシミナ含め補習組を相澤先生は捕縛布で縛った。
相｢すまんな、日中の訓練が思ったより疎かになってたのでこっちを削る｣
芦｢うわああ！ 堪忍してくれえ、試させてくれえ!!｣
悲痛な叫びが、どんどん遠くなっていくのを感じる。流石に、合宿前から楽しみにしていたことを知っている私達は心苦しい。
まだ、半分も残ってるし、またどこかで機会あるでしょう。
既にB組は驚かす為にスタンバっているらしく、私達は二人一組でルートを回る。脅かす側は直接接触禁止、個性を使った脅かしのみ。
常｢闇の狂宴……｣
常闇さんが、ポソりと言ったのが聞こえた。もしかしなくとも、彼は厨二病というやつなんだろう。普段ならそれに突っ込む様な人達が補習に行ったせいで空気が神妙になっている。
私達は、組を作るためのくじを引いていく。補習組が掛けたことで偶数になりあまりが出ない。なんて平和な組み分けだろう。
『……8』
緑｢あ、もしかして檻守さん8？ 僕とだ！｣
『ア、ウン。ヨロシク』
既に、日は暮れて暗い。木々が生い茂っていて雰囲気そのものがホラーで最悪だ。
『……』
緑｢もしかして、怖い？｣
『ぜんぜんこわないけど？』
どうしてこうも強がってしまうのだろう。出来れば、すでにバレている爆豪が良かった。なんて考えてくると爆豪がこちらにカツカツ大股で歩いてくる。
爆｢おいデク！ 代われや！｣
緑｢か、かっちゃん!? それは……｣
爆豪のペアは、焦凍くんだ。そんな露骨に代われなんて言えば焦凍くんが傷つきかねないが、正直代わってくれた方がありがたい。
『私は、全然ええけど』
緑｢え!? そうなの!?｣
ピ｢ダメダメー！ ちゃんとくじで決まった組で行ってねー！｣
あーもう最悪だ。爆豪は、苛立ったのか超激しい舌打ちをしているし緑谷くんは困った顔でオロオロしている。そんな彼らの横で私は鉄仮面のような表情をしているんだろう。
内心、もう泣き出したい。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
