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『全部切れたから、鍋に入れんでー？』
鍋に、ゴロゴロと野菜を入れて水を加える。
用意されていたカレールーを入れて、焦げ付かないように混ぜ続けていればまあ、勝手に出来るだろう。
芦「いい匂いしてきたあ」
『炊飯組どーよ？』
茶「順調でっす！ 轟くんのおかげで！」
お茶子が近くに来て、敬礼する。隣にいる焦凍くんは、名前を出されていたのか少し驚いていた。
『お手柄やん』
轟「俺は、火をつけただけだ」
そういう割に、口元が少し緩んでいる。嬉しそうだ。
大鍋には、いい匂いを放つカレー。飯盒には、ツヤツヤのお米。それらを皿に盛り付けてから、それぞれ席に着く。
『はい次ー』
私が、元々鍋をかき混ぜていたせいかカレーをつぐ係に自然となってしまった。みんな、食事が目前にあるせいかご機嫌である。
『はい次ー、……いっぱい食べる？』
爆「食う」
『おっけー』
私は、オタマに沢山の具材を入れて爆豪の皿に盛り付けた。それを見た爆豪は、少し嬉しそうに「ン」とだけ言って席につく。
『はい次ー』
全員分、盛り付け終えた後に自分の分も用意した。アシミナが避けてくれていたお米に、ルーを流す。
『いただきまーす！』
全員で、そう言うと勢いよくカレーにがっつき始めた。
切「店とかで出たら微妙かもしれねーけどこの状況相まってうめー！」
疲労に、食事は効くのだ。私も、具沢山のルーと米を絡めて口に入れる。美味い。
変に拘って家で食べるカレーよりも、人と食べる方がよっぽど。
『おいしい』
芦「ねー！ お、ヤオモモもがっつくねー！」
八「ええ。私の個性は脂質を様々な原子に変換して創造するので、沢山蓄えるほど沢山出せるのです」
だからヤオモモ、「多めでお願いします」なんて言ってきたのか。
瀬「うんこみてえ」
私の頭に浮かんだ記憶は、瀬呂くんのデリカシーの無さに吹き飛んでしまった。即座にじろちゃんが瀬呂くんを黙らせるけれどヤオモモは顔を覆ってしまう。遅かったらしい。
『そういや、私の個性。何が檻に変換されてるんやろう』
創造するという点では、ヤオモモに似てるけれど檻限定となると違う気もする。鉄分……血とか？
自分の個性なのに、意外と知らないことが多いのだ。
『いっぱい食べたら、いっぱい出せる？』
いや、食事量で個性の出力が変化したことは無い。レバーとかいっぱい食べると良いのだろうか。
蛙「Aちゃん、また考え事してるのね」
『あ、やべ。冷めてまう』
まぁ、今はいいか。
私は、カレーを持ちながら席を立つ緑谷くんを横目にカレーを口に入れた。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
