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それから、それぞれ1人ずつ個性伸ばしに必要なことを説明される。
相「檻守は、できるだけでかい檻を長時間維持し続けろ。硬度も落とすな」
『う、うす』
相「分かったら早く行け！」
『はい!!!』
私は、地面に手をつけてその場にでかい檻を作る。少なくとも数十人は入るであろう檻を作り出した私は、その檻を掴んだ。
すると、プッシーキャッツの一人。虎が私の檻に大し、激しい殴りを加えた。
『ぎゃあ!!!』
虎「足りない……硬度が!!!!! 足りないよ!!!!!」
『うわあああん、酷い！』
なんて冗談は、置いておいて私は再度檻を作り出した。作っては壊されを繰り返しで、鼻から血が垂れてくる。もう慣れたものだ。
『これで、どや！』
虎「凹みはあるが……よし！ そのまま維持だ！」
『イエッサ！』
頬に流れる汗がベタベタして嫌になる。しかし、虎は筋力増強型の個性をみている片手間で来てくれていたらしく、戻っていってしまった。
『硬度を維持したまま……』
A組みんな、それぞれ可愛がられている。そこらから聞こえる阿鼻叫喚がこの訓練のつらさを物語っていた。私も負けてはいられない。
とりあえず、私のすべきは上限の底上げ。武器になり得る鉄格子も出せなければ意味が無い。
朝六時頃から始まった訓練は、午後の四時まで続いた。
ピ「さァ昨日言ったね、『世話焼くのは今日だけ』って!!」
ラ「己で食う飯くらい己でつくれ!! カレー!!」
ピクシーボブとラグドールは、元気よく宣言する。用意された野菜とカレールー、飯盒が用意されている。
A組B組揃って「イエッサ」と返事するが、まるで覇気がない。
ラ「アハハハハ、全員全身ブッチブチ!! だからって雑なネコマンマは作っちゃダメね！」
飯「確かに……災害時など避難先で消耗した人々の腹と心を満たすのも救助の一環……。
さすが雄英無駄がない！ 世界一旨いカレーを作ろう皆!!」
飯田くんは、そう声を張り上げると皆を引っ張っていく。さすが委員長である。
とはいえ、料理と言えば私の得意分野だ。私たちは、私服に着替えてから早速カレー作りに取り掛かった。
上｢檻守すげえええええ!! はえええ!!｣
飯盒炊飯と、カレー作りで分かれたのだが、私はカレールーの方に入る。野菜をいつも通り切っていると背後からやってきた上鳴さんが、そう声を上げた。
葉「ほんとだ！ もうこんなに切ってる！」
『普段からしとるからなあ』
話しながらでも、絶対に手は止めない。横目で炊飯している所を見ると、ちょうど焦凍くんの個性で火をつけているところだった。
あ、結構馴染んでる。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
