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鏡に映る顔を何度も見直してから、トイレから出る。夏の夜特有の蒸し暑さと、顔だけヒヤヒヤして変な気分だ。
私は、男子部屋の扉をゆっくり開けた。まだ、皆ワイワイと話している。爆豪は……、切島くんに絡まれてる。
芦「おっそーい！ 待ってたよ、ナンバーワン！」
『なんばーわん』
アシミナは、私の姿を視界に捉えるとバタバタとこちらへ走ってきた。私が置いていったノートに、アンケートとの集計結果を書いたらしい。
芦「檻守A、六票で一位だよ」
『へえ、結構バラけてんねんなあ』
芦「聞いてない!?」
ヤオモモ 三票
梅雨ちゃん 一票
透ちゃん 一票
お茶子 一票
アシミナ 一票
じろちゃん 一票
『皆票入っとるやん』
耳「檻守がぶっちぎりだけどね」
と言われても、喜べばいいのか謙遜すればいいのか分からない。
『男子の一位は誰やったん？』
芦「男子はねー、轟で五票！ イケメンだからね」
『あーね』
私以外は、焦凍くんに一票入れてるのか。まあ、妥当というかそうだろうなと思う結果。
芦「なんか、檻守も轟も反応薄くてつまんなーい」
『無茶言うなって』
芦「なんか、ないの？ 感想」
『ないよ』
芦「Boo！ じゃあじゃあ、景品としてなんかなんでもいいよ!? 男子が何とかする！」
アシミナは、親指を立てウインクをした。それに反応して、峰田さんが「うっひょーっ」と声を上げた。最悪だよ。というか、アシミナは何もしないんか。
『……そんなん、急に言われてもなあ……。……あ』
芦「おっ！ なんかある？」
『いや、なんか悪いし』
芦「言ってみるだけ言ってみるだけ！」
先程、爆豪と話していた内容を思い出した。え、出来ることなら障子さんの騎馬に乗りたい。
『……障子さん』
障「……どうした」
『体育祭ん時やってた騎馬……乗りたい』
どんどん声が小さくなっていくのが分かった。無茶ぶりであるのは分かっているし、でもこんな時にしかして貰えないかもしれないし。
蛙「あら、Aちゃん。障子ちゃんに乗りたかったの？」
『うん！ とっても！』
障「お易い御用だ」
障子さんは、そう言うとその場で立ち上がった。私を背中に乗せたあと、複製碗で私を隠すように覆う。
『え……最高？』
蛙「落ち着くわよね。分かるわ」
『ぬくい……。くらい……。せまい……。幸せ……』
私は、障子さんの背中に体重を預けながら瞼を閉じた。
＿＿＿
障子くんに乗りたいのは私の夢で願望です。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
