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『……爆豪も？』
爆「も、ってなんだもって！ コロスぞ」
『いやだって、さっき焦凍くんがさあ』
私が、焦凍くんの名前を出した途端爆豪の目がつり上がったのが分かった。おぁあ、お怒り。
爆「舐めプ野郎がなンだよ」
『女子で一番仲良いんが私やから名前書いていいかって聞かれて』
爆「キッッッショ。わざわざ聞くなや」
『いやぁ……、距離感バグってるっていうか天然なとこあるみたいやからな』
だから仕方ないのだと勝手に納得してウンウン頷く。爆豪は理解出来ないようで、気持ち悪いものを見る目でこちらを見ていた。
『やめてや、その目は傷つく』
爆「ハッ、ついとけや」
馬鹿にした笑顔をしてくる爆豪の肩をぐーでパンチする。
爆「雑魚」
『優しくしとんねん』
爆「舐めプすんなや」
『勝負やないもん』
不貞腐れたまま、私は立ち上がる。ずっと外でだべっている訳にも行かない。
『戻ろ』
爆「俺ァ、ズレて戻る」
『そうなん？』
爆「うるせえだろ」
『それもそっか』
男子部屋に向けて、足を向けると腕をガッツリ掴まれた。掴んだのは他でもない爆豪で。
爆「んで？ もう一人は？」
『まだ聞く、それ』
爆「半端なンがイッチャン気になんだよ」
あぁ、これ言うまで離してくれないやつだなと察する。
『……ばくご』
爆「あ？」
『……一番仲良いのが、爆豪やから爆豪にした』
なんで、焦凍くんはあんなこと私に聞けたんだろう。本人に言うのが、聞かれるのが一番恥ずかしいじゃないか。
爆「ほんとにそれだけかよ」
『……何が』
爆「理由」
理由と言われても、本当にそれだけだ。障子さんも、爆豪も深い意味を込めて入れたわけじゃない。
『それだけって……、それだけやけど!? NO.1ヒーローなんのに、レンアイとかしとる暇ないし!?』
爆「そーかよ」
聞いたくせにぶっきらぼうだ。とにかく、理由も話したし腕を解放して欲しい。そう思って、腕をよじった。
爆「俺は、NO.1ヒーローも欲しいモンも全部手に入れる。例外なくだ」
『う、うん。爆豪らしいっちゃらしいけど……』
爆「覚悟しとけや、檻守」
『お、おう……？』
だからって、それを私に宣言して何になるのだ。
……と、言えるほど鈍感でもなくて。とはいえ確信にも至らなくて。
爆「顔洗ってから戻ってこい。俺ァ、先戻る」
最近は、爆豪に調子を狂わされてばかりで困る。私は、頬を抑えながら言われた通り洗面台のあるトイレへと戻った。
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みすじ。(プロフ) - エリスさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも更新頑張ります。爆豪くん、良いですよね！ (3月27日 11時) (
レス) @page17 id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 一気読みしちゃいました！更新楽しみすぎます！ばくごーくんオチに1票！ (3月26日 22時) (レス) @page16 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
みすじ。(プロフ) - 夜桜さん» 檻守ちゃん褒めてくれて嬉しいです。ありがとうございます！！！ (3月24日 17時) (レス) id: 5f57a4ca31 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - めっちゃ面白いです！檻守ちゃんめっちゃ可愛いです！！！ (3月24日 14時) (レス) @page9 id: 8f7b32c140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月24日 13時
