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『なぁ、お茶子。これってこの着方であっとんかな』
茶「合ってるんじゃないかな!! 似合うね！」
『そうかなぁ。こんな服、頼んだ覚えないんやけど』
私の個性は、戦闘服で左右されるものではない。だから、動きやすくとだけ希望で書いていたのだと思い出した。
だからと言って、タンクトップにショートパンツはやりすぎだろう。腕を上げれば、腹が見えてしまう。
腕には、付属されていたロング・グローブを着用する。素材は丈夫そうで、怪我対策と言ったところだろうか。
同じ素材のタイツも履いて、準備万端だ。この私服感と、ヒーローではない感はなんなのだ。
茶「バキバキ!! 凄い！」
お茶子に、腹をペタペタ触られて照れてしまう。しかし、お茶子の戦闘服も身体のラインがよく出ているもので、
茶「パツパツスーツんなってしまった」
と、着るまでに時間がかかっていた。
芦「あれ！ 檻守、私服？」
『ちゃうねん。動きやすい服って頼んだらこうなってしもた』
芦「あちゃー、ドンマイ！」
揶揄うように笑う芦戸さんに、少しムカッと来ながらもずっと更衣室にいる訳にはいかない。
『そろそろ行こか、お茶子』
茶「うん!!」
オ「始めようか有精卵共!!! 戦闘訓練のお時間だ!!!」
遅れてやってきた緑谷君の戦闘服は、全身タイツになっていながらも頭に特徴的な角みたいなものが生えている。
……オールマイト、好きすぎん？
オ「良いじゃないか皆、カッコイイぜ!!」
戦闘服を来た全員が揃う。オールマイトが、そう褒めてくれるが、果たして。
ほぼ私服の私の目を見てその言葉を言えるのか。
飯「先生！ ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」
飯田くんが、まるでロボットの如くぴっしりと手を挙げて質問をする。
オ「いいや！ もう二歩先に踏み込む！ 屋内での対人戦闘訓練さ！」
オールマイトの説明曰く、屋内の方が凶悪敵出現率が高いらしい。敵にとって人目につかないことが何より重要なのだろう。
そして、今回は敵組とヒーロー組に分かれて2対2の屋内戦を行うらしい。
……気になることは沢山ある。勝敗のシステムや、チーム分けの方法。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
