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茶「ウチ建設会社やってるんだけど……全っ然仕事なくってスカンピンなの。こういうのあんま人に言わん方が良いんだけど……」
緑「麗日さんの個性なら、許可取ればコストかかんないね」
茶「でしょ!? それ昔、父に言ったんだよ！でも……」
お茶子の父は、建設会社に就職するよりもお茶子が夢を叶えることのほうが嬉しいのだと、言ったらしい。
茶「私は絶対ヒーローになってお金稼いで、父ちゃん母ちゃんに楽させたげるんだ」
『……』
飯「麗日くん……！ ブラーボー！」
私は、何も言えなくなってしまった。下唇を薄く噛みながら、お茶子の顔を眺める。
オ「おお!! 緑谷少年がいた!!」
高らかな笑い声を上げてきたのはオールマイトだった。真剣な話をしていた上に、あまりに大声だったため身体が硬直してしまう。
オ「ごはん……一緒に食べよ？」
茶「乙女や!!!」
画風に合わない誘い文句にお茶子が吹き出す。流石におもろい。
緑「ぜひ」
今日のお昼は、三人で食べることになりそうだ。
茶「デクくん、何だろね」
飯「オールマイトが襲われた際、一人飛び出したと聞いたぞ。その関係じゃないか？」
『!? そんな無茶しよったん!?』
飯「檻守くんにだけは言われたくないだろうね!!!」
『おぉあ……。すんません……』
飯「まぁ、蛙吹くんが言っていたように超絶パワーも似ているし、オールマイトに気に入られてるのかもな。さすがだ」
茶「ガッテン！ ありうる！」
『既に、一人で飛び出したとか、やってることがヒーローやしな。あ、席取ってくる！』
ガヤガヤとする食堂で、私達は駄弁りながら食事を購入する。私は買わないので、先に席取りに向かった。
私が座ろうとするのと同時に、椅子に手をかけられる。やべ、被った。
『わ、ごめんなさい』
瀬「いや、こちらこそ！ どうぞって……あれ？」
私が顔を上げると、居たのは瀬呂さんだった。他にも、尾白さん砂藤さんがいる。
瀬「檻守！ さっきは峰田がごめんなぁ！」
『あぁ、全然！ 瀬呂さんが助けてくれたし、ありがとな』
瀬「おう！ じゃ、俺ら別行くから！」
『え！ ええのん!?』
そう言うと、私の言葉を気にせずにさっさとどこかへ行ってしまった。綺麗に三人分ある席で、きっとここに座りたかっただろうに。
『A組、いい人ばっかやな……』
甘えて、私は席に座る。飯田くんとお茶子にその話をすると、やはり、
茶「A組っていい人多いよね！」
と言っていた。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
