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お昼休み。
やはり、今朝相澤先生が話していた体育祭が気になるようで皆、それぞれがやる気に燃えていた。
『全員ノリノリや』
飯「君は違うのか？ ヒーローになる為在籍しているのだから燃えるのは当然だろう!?」
力んで、変な体制になりながら力説する飯田くん。その後ろを梅雨ちゃんとアシミナが通過する。
蛙「飯田ちゃん、独特な燃え方ね。変」
『変……！ んふふ』
芦「檻守スマイル、ゲッツ！」
『んふっ……。なんなんそれぇ』
私は、バックから既に冷えきった肉まんを取り出した。食堂でレンジは貸してもらえるんだろうか。
茶「デクくん、飯田くん、Aちゃん……！ 頑張ろうね、体育祭」
燃えているのは、お茶子も同じようで非常に硬い表情をしていた。うららかじゃない。
芦「どうした？ 全然うららかじゃないよ。麗日」
峰「生……」
峰田さんがろくでもないことを言いかけた時、梅雨ちゃんの舌が彼の頬を引っ叩く。えげつい音したなぁと思いつつ、動じてない峰田さんが怖い。
峰「あ！ そうだ檻守！ おまえ、USJの時ミッドナイトに運ばれてただろ？」
『え!? う、うん。運んでもろたけど』
峰「……感想は？」
『なんの？』
お茶子が真剣に決意表明をしているというのに、こいつは何を言っているのだろう。恐らく、これが男子高校生のノリってやつ。
峰「とぼけるなって！ 檻守の感想次第ででオイラの今後の身の振り方が……いでぇ！」
瀬「わりぃ檻守！ 無視でいい！」
『う、うん……！』
小さな身長で、ヨダレを振りまきながら迫ってくる峰田さんは正直怖かった。拳骨を食らわし、引き剥がしてくれた瀬呂さんには感謝しかない。
そもそも、ほぼ気絶してた私に感想なんてものは無いのだ。
飯「檻守くん！ 食堂へ行くぞ！」
『はーい』
＿＿＿
緑「お金……!?」
緑谷くんが、お茶子にヒーローを志したきっかけを聞いていた。帰ってきた答えは、想像以上に現実的なお金という回答。
『お金欲しいからヒーローなん？』
茶「究極的に言えば。なんかごめんね。不純で……！飯田くんとか立派な動機なのに私恥ずかしい！」
飯「何故!? 生活の為に目標を掲げる事の何が立派じゃないんだ!?」
『そやで。生活基盤が整ってないと、三食肉まん生活になるんやから』
茶「Aちゃんはもっと栄養とってもらって……」
今は金欠なので、格安の食堂と言えども節約したいのだ。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
