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13号のありがたいお言葉を聞いて、拍手していると相澤先生がチラリと噴水のある所へ視線を向けた。自然と、私もそちらへ目を向ける。
……黒い、モヤのような。
相｢一かたまりになって動くな！ 檻守！ 生徒に個性使え！｣
飯｢え？｣
『わた、わたし!?』
咄嗟に、私はクラスの皆に視線を向けて手を叩いた。ガチャンと、クラス全員が入る大きな檻が現れる。
八｢きゃあっ!?｣
轟｢この檻、あん時の……｣
相｢13号！ 生徒を守れ！ 檻守は入れないのか!?」
『自分は……入れへん！ ごめんなさい！』
私は、皆を檻に入れるためにモヤからは背中を向けている。しかし、皆の反応で何が出てきているかは分かる。
切｢なんだ……ありゃ｣
相｢
大量の
｢13号に……イレイザーヘッドですか……。先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが……｣
｢どこだよ、せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ……オールマイト……平和の象徴……いないなんて
子供を殺せば来るのかな……｣
見えない。見たくない。……震えが止まらない。
緑｢先生は!? 一人で戦うんですか!?｣
相｢13号、檻守。俺が降りたら個性を解除して避難開始しろ｣
『……はいっ』
私の個性は、中から個性を使うことができない。けれど、それと同様に外からも個性の影響を受けることは無いのだ。
それを理解して、指示したのだと思う。
13｢檻守さん！ 個性の解除を……！｣
緑｢ダメだ……！ 檻守さん……！ 逃げてっ！｣
『は？ うわっ……!?』
背中辺りに衝撃が走る。前にゆっくり倒れ、地面に顔を伏せた瞬間頭を踏みつけられるような痛みが走った。
『あ゛っ!?』
視界がブレて、私の個性からクラスのみんなが開放される。
茶｢Aちゃん！｣
？｢あかんよ。動いたら｣
見えない。何も。視界が暗い。……その中でも、聞き覚えのある声に意識が薄れたくないとばかりに覚醒していく。
？｢A。久しぶり｣
『……嘘や、嘘や。そんなん』
何年ぶりの声だろう。愛おしい、大好きな姉の声に思わず身体が脱力する。
けれど、姉は今ここにいるべきではない人間で。
『なんで、そっち側……おるのん。ねーちゃん』
心葉｢なんでやろな？ A｣
なんで。なんでなん。私の憧れのヒーロー。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
