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相｢あぁ後、檻守。昨日の戦闘服改造。出来たぞ｣
『は！ もう!?』
思わず私は立ち上がった。私の前後左右の席の子達がビクリと震えた。
芦｢檻守、戦闘服改造したの!? もう!?｣
『いやぁ、流石にもっと戦闘服っぽくしたかったん。でも、こんな早くできるもんなんですか？』
私が先生に問いかけると、先生は歯を見せてビビっと笑う。
相｢入試一位の生徒用の戦闘服だって言えば、速攻だったな。仕事が早くて良かったじゃねぇか｣
『いや、ほんま嬉しいです。ありがとうございます』
先生の言った入試一位の言葉に教室がザワザワとし始めるが、気にしないと言った様子で席に座る。
相｢さて、HRの本題だ。急で悪いが今日は、君らに……
学級委員長を決めてもらう｣
神妙な間に、クラスから妙な緊張が走った。臨時テストだろうか？
そんな心配は、すぐに失われたがその瞬間クラスの全員が一斉に手を挙げはじめた。
芦｢リーダー!! やるやるー!!｣
耳｢ウチもやりたいス｣
青｢僕の為にあるヤツ☆｣
え、私もあげた方がいいやつ？これ。同調圧力のようなものに押され、私も恐る恐る手を上げる。
普通科なら雑用である学級委員長もヒーロー科ではトップヒーローの素地が鍛えられる役割だ。
とはいえ、雑用は面倒だと思う。
そして、学級委員長は飯田くんの後押しによって投票にすることになった。
自分に票をいれることもありになっているが、そうなると皆んなが皆自分に入れて決まらないのではないか？
では誰に投票するかな。
＿＿＿
結果、緑谷君三票。八百万さん三票で二人が同率一位になった。学級委員は二人必要になるので、喧嘩することなくスムーズに決まった。……にしても。
他は全て綺麗に一票。恐らく自分で入れたのだろう。私は、八百万さんに入れた。
講評の時、私は素直に彼女が凄いと思ったのだ。きっと、私はその試合の何が悪いのか分かっても、言語化は出来なかった。
出来ないことが出来る人間に、人は憧れるのだ。
正直、なって欲しいと思える人が学級委員長になって、良かった。彼女は絶対向いている。
茶｢Aちゃんもご飯行こー！｣
『ええの？』
緑｢うん。皆で行こう｣
食堂では、安価でご飯が食べられる。朝、お弁当を作る手間が省けるのはものすごくありがたい話だ。
『……行く！』
＿＿＿＿
同票にしたせいで、ヤオモモが副委員やなくて委員長になってしまった。まぁ、なんとかなります。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
