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相｢確かに。気をつけて帰れよ｣
『遅くまでありがとうございました』
私は、相澤先生に頭を下げて礼を言う。頭を上げると既に先生は背を向けて歩き始めていた。
『……特売が無理やったら、割引品かなぁ』
どちらにせよ、スーパーには寄らなくては行けない。ひき肉買って、ハンバーグにするか肉まん作って冷凍するか。
『買ってから考えるか』
＿＿＿
次の日、私は肉まんを咥えながら登校していた。昨晩、大量に作った肉まんを二つレンチンして朝ごはんにしている。なかなか悪くない。
記者｢すみませーん、雄英生の方ですかー？｣
『むぐ？』
記者｢オールマイトの授業について伺いたいんですけれどもー｣
『……はぁ』
私は、冷たく視線を向けそそくさとその場を離れる。いわゆるマスコミは嫌いだ。
門には、カメラやマイクを持った人間が大量に押し寄せている。雄英生がたくさん足止めを食らっていた。
こんな時だけは、小さくてよかったと思う。人と人の間をすり抜けて私は、校舎の中に入る。
『むぐ』
茶｢あれ！ Aちゃんおはよう！ 朝からいっぱい話しかけられて大変だったよー｣
『ほちゃこ、ほはよ』
茶｢なんもわからん｣
私は、口の中のものを一度飲み込みもう一度口を開く。
『ごめんごめん。おはよう、お茶子。朝ごはん食べててん』
茶｢肉まん？ いいねぇ｣
『も一個あんで。食べる？』
茶｢いいの!?｣
お茶子に、もう一つの肉まんを手渡せば美味しそうに頬張った。いつも、欲張って多めに持ってくるのにお腹いっぱいになるのだ。
茶｢おいしい！｣
『安く挽肉が買えたんよ。いけるよね』
茶｢手作り!?｣
まだ、私も食べきれてない。二人で肉まんを食べながら1-Aの教室へ向かった。
芦｢二人ともおはよー！ いいもの食べてるねぇ！｣
『残念。二つしか持ってきてへん』
芦｢そっかー｣
隣の席の芦戸さんが、声をかけてくれる。
相｢席つけ〜｣
私が、全て口に放り込んだ時相澤先生が席に入ってする。手には、紙の束があった。
相｢昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見させてもらった」
相澤先生は、目線を爆豪に向ける。
相｢爆豪。おまえもう、一戦目のガキみてぇなマネするな。能力あるんだから｣
爆｢……わかってる｣
相｢で、緑谷はまた腕ぶっ壊して一件落着か。個性の制御。いつまでも出来ないから仕方ないじゃ通させねぇぞ｣
おぁあ。私、あんな風に強く言われたらだいぶ落ち込む気がする。
相｢俺は同じ事言うのが嫌いだ。それさえクリアすればやれることは多い。焦れよ、緑谷｣
でも、とてつもなく良い先生だ。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
