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帰宅するため、廊下を歩いていると向かい側から相澤先生が歩いてきた。軽く会釈すると、
相｢檻守｣
『どしたんです？』
と、話しかけられる。
相｢さっきの武器の話だがな、ありゃ本来ヒーロー資格がなけりゃ使えないもんだ。けど、学校内ならということで許可が出た。時間あるなら今からでもサポート科へ行くか｣
『え！ 今ですか!?』
その場から一番近くにある時計に目を向ける。五時から特売として、あと三十分。いや……、でも……、しかし。
『い、いきます』
わざわざ相澤先生が時間割いてくれてるのだから。
私は、相澤先生に連れられてサポート科の棟へ来た。武器や、アイテムが沢山置かれている物置のような場所へ案内される。
相｢ある程度、檻守に合うアイテムに目星はつけてある。これと、これ……｣
相澤先生は、ポイポイと適当にアイテムを投げた。え、これ投げていいやつ？
相｢ここにあるやつは全部国から認可が降りてる｣
五つほど、用意されたアイテムを取り出した相澤先生はその場でしゃがみこむ。その中に、武器らしきものは無い。
『武器じゃないんですか』
相｢武器もいいが、こいつらは身体能力を底上げするようなものだ。この靴は、ガスで足が早くなる。この機械は両手に着けて中からワイヤーが出て移動が楽になるもんた。後は……｣
飯田くんの個性のようなアイテムや、立体機〇装置のようなアイテム。
他にも、沢山。魅力的なアイテムばかりだ。
相｢戦闘向けの個性を持たないヒーローはこういうアイテムに頼るやつも多い｣
『……』
相｢……どうしても武器がいいなら｣
無言になってしまった私に、相澤先生は新しいものを探すために立ち上がる。しかし、私が黙ってしまったのは拍子抜けだったからでは無い。
『これ着けたら、戦闘服らしくなりそうや……！』
相｢あぁ……。あの私服みたいな｣
『頓着無いとはいえ、さすがにあれは恥ずかしいんです』
欲を言うならもっと、ゴテゴテさせたい！
相｢……戦闘服改造頼むか？｣
『マジにお願いします』
相澤先生は、その場にあったコピー用紙とペンを一枚私に手渡した。
相｢ヒーロースーツに、付属するアイテムもここから決めておけ。今日出せば、すぐ届く｣
『ありがとうございます』
相｢ちなみに、オススメはこれだ｣
相澤先生が勧めてくれたアイテムも書き込み、提出する。
なんだかんだ、外暗くなってしまったな。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
