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『ぎゃうっ!?』
私達が、モニタールームに着くとクラスのみんなが居た。爆豪の手によって運ばれた私は、今爆豪に落とされ、床に転がっている。
『もっと丁重に扱ってくれる!?』
爆「運んでやったんだから感謝しろや」
『落としといて!?』
私が、無理に起き上がろうとしてふらっと後ろに立ち眩む。その身体は、後からモニタールームに入ってきた障子さんに寄って支えられた。
『あ、ごめん』
障「いや、大丈夫だ」
あれだけ追い回されていた割には、怪我は少なそうだ。多分、爆豪は核に触ればいいという私の作戦を理解してくれていたと思う。だからこそ、障子さんを遠のけてくれたわけだし。
私の個性の弱点のせいで爆豪的には計画が狂ったのだろうけれど。
マ「正直、完璧だ」
オールマイトが講評に入る。しかし、批評ではなく想像以上の絶賛だ。
マ「檻守少女の個性は、生け捕りにピッタリだったのに加え、個性を存分に生かす立ち回りを爆豪少年が出来ていたのも良かった！ 窓ガラスも、部屋の核から遠い場所を選んでいたのだろう！」
オールマイトの講評に、私も驚いた。爆豪がそこまで考えているとは思えなかったからだ。しかし、障子さんを追いすぎず、頼めばすぐ戻ってきたのも、作戦をそのまま遂行できたのも、爆豪のおかげで。
あいつ、もしかしてちゃんと頭使う系か？
『ありがとうございます』
とりあえず、オールマイトにはお礼をする。
マ「しかし、
それぞれ、講評が終わり全体の訓練も終わった。
茶｢すーっごかった！ 凄かったよ、Aちゃん！｣
『そんな褒めんでも……。でもありがとう』
教室に入った途端、隣に居たお茶子が明るい笑顔で褒めてくれる。正直満更でもないのだ。
切｢あの轟ですら、なんも出来なかったんだ！ すげぇよ、檻守！｣
蛙｢そうよ、凄いわAちゃん｣
クラスメイトが、それぞれに私を褒めてくれた。多分、個性把握テストで最下位だったギャップがあったんだろう。
私が、キャパ以上の人数に話しかけてオロオロしていると、視界の端で爆豪が教室を出ていくのが見えた。
上｢あれ、爆豪もう帰んの？ え？無視？｣
そういえば、私爆豪にまだお礼とか言ってないかも。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
