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葉「わ、ごめん！ 夢中になっちゃって！」
『いや、大丈夫や……けど？』
言いながら振り返るが、視界には何も映らない。手袋が、ふわふわと浮いている。
葉「私、葉隠透です！ すごいねぇ！ 気付いたら前のめりになっちゃったよ」
透明になるのが、個性なのだろうか。声色と、あの柔らかさは、間違いなく女の子だろう。……多分、裸だ。
『うん、私も見入ってもうた。二人ともほんま凄いわ』
葉「へぇ、Aちゃん関西弁なんだ！ キュート！ いいね！」
『そんなことないと思うけど……。あと、名前知ってくれてたん？』
覚えてくれていたのかと、少し感動する。しかし、葉隠さんは悪気ない口調で、
葉「うん！ 個性判断テストで最下位だったから！」
と明るく言う。表情なんてものは見えないけれど、笑っているんだろうなと感じる明るさだ。
『……うん。そんなこったろうと思った』
そんなやり取りをしている中でも、戦闘は白熱している。白熱しすぎて、切島さんがオールマイトに中止を促した。
オ「双方……中止……」
オールマイトが、そう通達しようとして動きを止める。緑谷君が大きく叫ぶような挙動をしたと同時に、お茶子が柱に身体をピッタリくっつけた。
まだ、訓練は続いてる。
緑谷君は爆豪さんの攻撃を顔面に受けた。地下にも響く振動に、見ているだけの私も身構える。それと同時に、緑谷君はあの怪力を天井に向けて放った。
『どー……考えても、やりすぎやろ』
お茶子は、建物の支えを失った柱と瓦礫を個性を使い飯田君に向けて、放つ。動作はまるで野球だ。
その対応に、遅れた飯田君の隙をついたお茶子がこの訓練の本題であった核に、タッチする。
オ「ヒーローチーム……WIIIIIIIN!!」
終わった。
オールマイトは、講評の為四人を迎えに行く。
私も、大怪我をした緑谷君と個性の反動で気分悪そうなお茶子が心配だ。
緑谷君は、保健室に運ばれる。その場で講評を聞くのは、お茶子と飯田君、爆豪さんの三人だけだった。
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ナギサ(プロフ) - 息抜きでここまでスゴイ小説がかけるとかヤバすぎます……。檻守ちゃんとはまた違う魅力のある女主ちゃんでとてつもなく好きです。最後らへんでちゃんと素直に爆豪に気持ちを伝えられてるところが1番好きでした✨ (4月8日 9時) (
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作者名：みすじ。 | 作成日時：2024年3月4日 17時
