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お礼を言って戻った時には諸伏さんはバスタオルを巻いて窓から外を見ていた。
A「ごめんなさい!遅くなりました!」
諸伏「気にしないで、ひったくり犯追い掛けてたんでしょ?」
見えていたらしい。
A「病弱設定にしたのが仇になりましたが…」
諸伏「さすがコードネームを与えられただけあるよ、そんな高いヒールで動きずらいワンピース着て両手には買い物袋だ」
A「松田さんのおかげです」
何しに朝から歩いていたんだろう。散歩?
諸伏「服ありがとう」
紙袋を覗く諸伏さん。
自分でやったのか綺麗に新しい包帯が巻かれた上に袖を通す。
諸伏「先程、組織から連絡があった」
!?
A「もうですか?」
さすが容赦ない。
まだ傷も開いて痛む可能性高いのに。
諸伏「どうやら君とペアで行動するって」
コードネーム貰っての初仕事だ。
私はわかりましたと頷いてすぐさま準備をした。
諸伏「たぶん零が言ったんだろうね、君が連絡したんだろう?それを組織に伝えたんだ。ひとりじゃ無理だってね」
しょうが無いな、零は。と少し嬉しそうだ。
その数秒後に私のスマホにも組織から連絡が入った。
<裏切りの疑いがある工作員を抹殺せよ>
送られてきた資料には5名の工作員の名前と写真。
見知った者は居ない。最近所属したばかりの政治家達だ。
諸伏「今晩出発しよう」
A「了解」
夜。
切り替えの早さに身震いした。
普段着の中に動きやすいよう仕事服を仕込む。
車庫の諸伏さんの車を私が運転してそれぞれ散らばる工作員を始末する。
A「私はまだコードネームを与えられて日が浅いので各工作員には私が近付きます。」
場合によっては時間がかかるかもしれない。
顔が割れている恐れがある諸伏さんは影からサポートの方がいい気がした。
汚れ仕事は沢山した。もうなにも感じない。
諸伏「…わかった」
そうしている内に1人目のターゲットの元に着いた。
手渡された資料によると女遊びが沢山あるらしい。今晩もデリヘルを家に呼んでいた。
注文女性に似せたウィッグとメイクを施し香水を振り乗り込む。
諸伏さんには外で待っていてもらった。
男「待っていたぞ」
A「いつもご指名ありがとう」
やり取りをする中で始末する機会を疑う。脱がされる前に殺りたいところ。
にしても噂通りの変態政治家だ。何を企んで組織の工作員なんてものになったのか。
世間話をしながらお酒をどかどか飲ませる。泥酔し始め、身体を触り始める。
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kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時