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諸伏side

遠くでは人々が花火を見に集まっている。
流石にオレたちはそこに紛れるわけにはいかないけれど、スタッフの方が穴場を教えてくれたので座って花火を待っている。

A「私すっごい久しぶりに花火を見るんです」

最後に見たのは中学生の卒業旅行以来でそこからは組織入り。そんな余裕はなかったという。
その時に女の子の間で打ち上がった花火に願い事をすると叶うってのが流行ったらしい。

紅乃赤は縁結び。江戸紫は安全祈願。蒲公英は満願成就。
琥珀は商売祈願。常磐緑は無病息災。金蓮華は福徳円満。

A「色によって違うけど、意味が難しいからってクラスのみんな好きな色に願い事してました」

懐かしいですねーと遠くを眺める。

諸伏「その時はどんなお願いをしたの?」

A「んー、好きな男の子がいたから縁結び…それかいい出会いがありますように!だったと思います」

子供でしょう?と言う彼女は遠くを見つめていた。

諸伏「A…」

A「あ!!諸伏さん今絶対私のこと可哀想って思ってますよね!?」

諸伏「!?」

A「確かに青春のせの字もない人生でしたけど、これがあったから皆さんと会えたって思うと後悔はしてません!」

「十分幸せですよ!それに昔した縁結びのおまじないはホンモノだって自信になりました」





降谷「おーい!!」

諸伏「え!零!?どうして?」

降谷「Aに呼ばれてね。もう直ぐ他の3人も来るよ」

A「降谷さんこれみんなでお揃いです」

A「このイルカの中にお守りを入れられるんですよー」

萩原「陣平ちゃん!いたいたこっち!」

伊達「待たせたな」

松田「地図の説明がアバウトすぎなんだよ」

全員にキーホルダーを渡し終えて花火を見たあと、オレ達はプリクラを撮りに行った。

A「久しぶりだなぁ!皆さんどれくらい加工します?」

降谷「おい松田!俺の目を大きくするな!」

諸伏「ひろぽん…普通に景でいいよ」

松田「色男にしてやるよ」

伊達「ちょうどナタリーに写真を見せたいと思ってたんだ」

萩原「え、ふ…普通の写真が良いんじゃない?」

こうしてイルカの中に入れるお守りプリクラが出来た。
それぞれが変な加工や落書きをするから凄い写真になった。けれどAはとても満足そうだった。

降谷「へぇ、今はスマホにも入れられるんだ」

萩原「お、入れ方教えてよ」

伊達「お、ナタリー?夜にごめんな…実は」

A「本当にこの写真見せるんだ」

諸伏「だね…」

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kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時

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