花屋の店主は実は公安警察

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松田「来た！米花中央病院！」

A｢松田！｣

松田「おう！」

煙幕をはって飛び降りる。

松田「爆風来るぞ！」

直ぐに背中を爆風が強く押した。
軸の所に簡易マットを敷いていたのでそこ目掛けて落下した。
咄嗟に松田さんの頭を覆って転がる。

A｢いてて…もう少し大きいマットにすれば良かったな｣

無事ですか？と声を掛けると顔を真っ赤にした松田さんが。

松田「…意外とあるんだな」

A｢変態…｣

松田「うそだよ、ありがとうな恩人さん」

そう言いながらスマホで美和子さんに文字を打つ。
車乗せろ、病院行くぞ！
心配する美和子さんたちを他所に私の手を握り走り出した。

松田「なあ、さっき俺を松田！と呼び捨てにしたな？」

A｢ご、ごめんなさい｣

松田「いいや。とても清々しかったからこれからも呼んでくれよ」

A｢考えておきます…｣




米花中央病院。

萩原｢陣平ちゃん！？｣

萩原さんが驚いていた。
どうやら殉職したと思われているらしい。

松田「確認もせず勝手に殺すな…」

萩原｢至近距離なんだから誰だってそう思うさ｣

松田さんのメールのおかげで爆発物処理班が動いて撤去中とのこと。
あの後美和子さん達と合流した松田さんはこっ酷く彼女に怒られていた。それと同時になんで生きて出られたのかも聞かれていた。

萩原｢Aちゃんってさ、なんかスピリチュアルなもの持ってたりする？…だって俺らを二度も救ってくれてるからさ｣

スピリチュアル…考えたこともなかった。確かに前回も今回も事前に嫌な予感がしていた。

A｢たまたまですよ｣

後から聞いた話。犯人は行方を眩ませたままだという。











数日後。

私は約束通りオフを作り諸伏さんとお出掛けする。
食事の約束だったけどせっかく丸1日オフになったのなら食事以外にも出かけたいなと伝えたら快くOKしてくれた。

A｢諸伏さん！！｣

この辺ではよく使われる待ち合わせ場所でこんなに人がたくさんいるのにも関わらずひと目で見つけられた。

諸伏｢……！ひらひらしてる｣

諸伏さんが固まる。え、そんな変な格好かな。

A｢変でした？｣

諸伏｢ううん、いつもとちがうからびっくりしただけ。A来るの早いね｣

って言う諸伏さんも待ち合わせ時間30分前に来ている。
そして気になる女性からの視線…。

諸伏｢Aが来る少し前にナンパされたんだ、お断りしたよ｣

A｢大変ですね、顔がいいって…｣

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