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階段を駆け上がる。萩原さんがいるのはかなり上の方だ。
A「もしもし!」
<松田「Aか?!」>
松田さんは防護服を着る直前だったようだ。手短かにと言われ、嫌な予感がしたから萩原さんのいるマンションにいると伝えた。
<松田「一般市民が萩に会ってどうするつもりだ?大勢の人の命がかかってんだぞ」>
A「気付いてますよね?私がただの一般市民じゃないこと…」
電話越しに唸る声と髪をかく音がしてすぐに何か考えがあるんだろ?ったく、帰ったら説教だかんなと通話が切れた。
息を切らしながら階段をしばらく駆け上がり萩原さんのいる階にたどり着いた。
そこには余裕にタバコを吸っている萩原さんの姿が。
とにかくあの爆弾から遠ざけないと。
A「5階下に爆弾発見!!!!」
自分の出せる1番低くて太い声で叫んだ。
辺りがザワつく。
萩原さんの的確な指示でぞろぞろと警察が下へ向かう。
誰もいなくなった爆弾の前に立つ。タイマーは止まっているが静かに機械音が聞こえるから恐らく遠隔操作でまた動き出すだろう。
萩原side
急に下からも爆弾が見つかったと声が聞こえて俺は当たりくじを引いた気分だった。
避難は済んでるから心置き無くやろうじゃないの。
ピピピピピ
萩原「松田ァ、何の用だ」
<松田「何のんびりやってんだ!さっさとバラしちまえよ」>
萩原「そうがなりなさんな…こっちはバラそう思ったらもう一個出てきたって言うもんでバタバタしてんの」
<松田「もう一個だぁ?どういうことだ」>
萩原「知らないね、出てきたんだから」
<松田「こっちにはそんな連絡…来てねぇぞ」>
萩原「し忘れじゃねーの?まあ上の爆弾はタイマーが切られてたから見つかったっていうもう一個を優先して探してるとこ」
<松田「ところで萩。ちゃんと防護服は着てんだろうな」>
萩原「あはは、あんな暑っ苦しいもん上に置いてきちまった」
<松田「バカヤロウ!死にてぇのか!」>
萩原「…そん時は敵をとってくれよ」
<松田「バカ言うんじゃねー、そういえばAはそっちに行ってないか?」>
はい?
萩原「いや…見てないね」
<松田「嫌な予感がするって変な事を言いながらお前んとこ向かってるはずだぜ」>
萩原「陣平ちゃん…面白い誘い方だね。そんなに花屋に行きたいの?」
その瞬間爆発音が上からした。
<松田「おい!萩原!!!」>
萩原「今…上の爆弾が爆破した、みたいだ」
急いで下の爆弾も解体しないと…!!!!
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kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時