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数日経って、巷では可愛い花や育て方を丁寧に教えてくれる不定休の気まぐれの花屋さんと若い人達を中心に噂されていた。
A「私って結構花屋才能あるかも」
佐藤「あんな仕事バカだったのに意外な収穫ね」
美和子さんがニヤニヤしながら紅茶を啜る。
彼女はたまに学校帰りに立ち寄ってくる。
カランカラン。
私がいらっしゃいませ!と声をかけると…。
A「爆発物処理班、松田陣平…」
幸いにも部署が違ったから顔は知らないらしい。
サングラスをかけてヤグザっぽい男性だ。
松田「ん?なんで知ってんだ」
ボソッと言ったのが聞こえていたらしく、グイッと顔を近づけてきた。
A「い、以前に爆弾騒ぎで解体作業されていたじゃないですか、その時はありがとうございました」
咄嗟に最近のショッピングモールでの爆弾事件の話を出した。そしたら納得してくれたようでなんか嬉しそうだった。…人の命を助けられて嬉しくない警察は居ない。
向こうの面識は無さそうだ。
A「で、今日はプレゼントですか?」
聞くと松田さんは頭をわしゃわしゃしながら照れくさそうに友人が彼女にプレゼントするが可愛いものがわからないらしい。そこで松田さんに今巷で噂の花屋を非番だから見てきてくれないかと頼まれたそうだ。
松田「こういうのはなァ、萩の担当だろ…」
萩。同じく爆発物処理班の萩原研二、期待のWエース。
学生の頃はモテてナンパばかりする人だったがコミュニケーションは抜群。
A「プレゼントですと、ドライフラワーなんてどうですか?」
いくつかサンプルを取り出して松田さんの前に並べる。
A「好きな花で作るのであればだいぶ先のお渡しになります。もしも私の作ったものでよければ直ぐにラッピングしてお渡しできますよ」
松田さんが一つ一つ眺めながら、お前さん結構指が器用なんだなと褒めてくれた。
しばらくしてコレ買うわと商品を選んできた。
松田「気に入ったぜ、また来る」
見かけによらず可愛いものが好きなのかな?
そう思っている間にスマホが鳴る。断りをいてれ中を少し見ると諸伏さんからだ。
A「ごめん美和子さん」
佐藤「仕事ね、頑張って」
美和子さんを帰らせると直ぐに看板をひっくり返してCLOSEにした。
改めてメールを開くと<←0>と記されていた。これはおそらく日付けが変わる前に訪れるということ。
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kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時