花屋の店主は実は公安警察

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竜宮城から帰ってきた感覚と少し似ている現象。
それは幼なじみの佐藤美和子が捜査一課の刑事になっていたこと。

それ以前に私の階級ってなんだっけ？

風見｢私と同じ警部補です｣

A「わっ、びっくりさせないでくださいよ…」

風見｢ずっと後ろに居ましたよ｣

これを渡しに来ました。と紙袋を手渡されるとスタスタとどこかへ行ってしまった。

佐藤｢あら！Aじゃない！｣

遠くから美和子さんが手を振って近付いてくる。
何でここにいるの？と聞かれたので松田さんに用事があったのを思い出した。

佐藤｢松田って爆処の？｣

A「そう、爆処の松田さん」

佐藤｢そう言えば来月の1日から捜査一課強行犯捜査三係に異動になるわ｣

私と同じ部署に来るのと美和子さん。
元々爆処に興味があって入ったと聞いていたのに。

松田「よう嬢ちゃんたち、そんな堂々と俺の噂か？」

A「松田さん！花屋以来ですね！」

松田「花屋でしか会わねーだろ」

私は美和子さんと別れて警視庁近くの喫茶店でお茶する事にした。
最近は禁煙のお店が多いから探すの大変だった。

松田「うげぇ、そんな甘いもの食うのかよ」

パンケーキにチョコソースとキャラメルソースがかけられフルーツがたくさん添えられている。
あー幸せ。

松田「…お前はそっちの顔が似合うな」

A「どういう顔ですか」

松田「そういう幸せそうなマヌケ顔だよ」

ケラケラと笑う松田さん。私はカチーンと来て松田さんの唐揚げ定食の唐揚げを口に放り込んだ。

松田「うわっテメェ！返せ唐揚げ！！！」

松田「てか、俺に用事あるんだろ？早く要件話せよ」

俺も暇じゃねーんだよ！と取り返した半分の唐揚げを自分の口に放り込んだ。
私は前にあった嫌な予感をまた感じることを話した。

松田「気のせいじゃねーの？」

A「気のせいならそうであって欲しいです…」

日に日に大きくなるこの不安感。潜入し過ぎてまだ疲れているのかな？

松田「そんな難しい顔するなって、お前はマヌケ顔が似合うんだから」

A「マヌケ顔って…」

松田「まあそのAの嫌な予感はあながち間違いじゃねぇ」

どういうこと？

松田「警視庁に変なＦＡＸが3年前から毎年1回だけ届いているんだ」

詳しく話を聞くとカウントダウンをしているようで去年は1と書かれた数字がＦＡＸされてきた。
誰かのイタズラだろうと周りは踏んでるが松田さんはそう思ってないようだ。














松田「ありゃ爆弾のカウントダウンだよ」

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