花屋の店主は実は公安警察

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そっか…私助かったんだ。夢じゃなかった。
やっと終わった2年間。

諸伏｢またオレの顔見てクマ酷いっていうんだろ？｣

今はクマも酷いし目も腫れて赤いけど。泣かせたの私…。

諸伏｢松田とケンカしたよ｣

諸伏さんは私の居ない2年間をゆっくりと話してくれた。
任務に1人で向かったと知った時になぜ止めなかったと殴り込みに行ったそうだ。
ぶつかることの無い組み合わせだったから驚かれたらしい。

降谷さんは忙しくなってしまい、諸伏さんが単独で探してくれていた。
私は基本ベルモットとしか連絡を取らなかったし、情報は漏れるのを恐れて一切の開示をさせなかった。

諸伏｢たまたまイギリスの諜報機関から得たんだよ、メスの子猫が動いてるってね｣

花屋は今でも松田さん、萩原さんが交互に様子を見てくれているそうで完全に生花がなくなりドライフラワー屋になったという。
そして何故か松田さんが警視庁捜査一課へ異動願を出してるらしい。

そう言えば、

A「諸伏さんっていつから私を名前で呼ぶようになったんですか？」

2年前は日苗さんと呼んでいたのに。
諸伏さんは目を細めて成り行きだよ、と優しく微笑んだ。

降谷｢仲直りは済んだかい？｣

数分後降谷さんが戻って来た。その頃には諸伏さんはベッドに突っ伏すように眠っていた。

降谷｢長野夫婦惨殺事件…って言う事件があってね｣

景は目の前で大切な両親を殺された過去があるんだ。と降谷さんは言う。
その時のトラウマを引き摺ってたが犯人を学生時代に突き止めて捕まえて解消されたらしい。

降谷｢解消されてもやはり自分の周りにいる大切な人には死んで欲しくないと人一倍強い思いがある｣

景にとってはキミもその1人なんだよ。

降谷｢キミの公安での仕事の穴、キミの捜索を自分の仕事をしながら行ってたからね｣

ほとんど眠れていない…。

降谷｢報われて良かったな景｣

手を握りながら眠る諸伏さんは穏やかな寝顔をしていた。

その3日後に降谷さんと諸伏さんは私の最後のターゲットを始末して3人は日本に帰った。








しばらくはゆっくり休めそうかと思っていたけど


そう簡単に休ませてはもらえなかった。


嫌な予感。

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