日常17 ページ17
無愛想な女の人に会ってから、２週間後。
また、その女の人に会った。
とはいっても、花宮さんのお店ではない。
・・・私の会社の近くで。
会社を出て駅に向かう途中、駅からこちらに向かって歩いてくる女の人がいた。
店で見たときと同じく、ドレスを着て、高価そうな時計にバッグを持っている。
・・・これから仕事なのだろうか。
見た目からして、夜の仕事をしていそうな彼女。
とりあえず、声をかけるのはやめた。
私のことなんか覚えていないだろうから。
・
―――――カランコロンカラン
「どーしたらいいんですかねー・・・」
「そーですねー・・・」
私が店に行くと、先客がいた。
「いらっしゃいませ。コーヒーで良いですか？」
「はい。あ、あと夕飯食べて来てないので、何かください」
「分かりました。ちょっと待っててください」
「え、ここ、食べ物もあるんですか？」
先客が、驚いた顔をして尋ねる。
見るからに押しの弱そうな男だ。
「Aさんは、常連さんなので」
「っ、・・・」
「え、いーなー」
何となく、トクベツ扱いしてもらえた気がして嬉しい。
「あ、村田さん。Aさんに相談してみたらどうでしょう」
「「え？」」
相談？
この先客、何か悩みがあるのか。
「・・・良いんですか？」
「えーっと・・・お役に立てるかは分かりませんけど」
どんな悩みか分からないし。
「じゃあ、お話させてください。」
「・・・どうぞ。」
姿勢を正して、先客は話し始めた。
「私には、好きな人がいるんです。
いわゆる、夜の仕事をしている人で」
脳裏に今日たまたま見かけた彼女の姿がよぎる。
「彼女は沢山の男を相手にしている人だから、
当然私になんか見向きもしてくれません。」
これはまた、大変な人を好きになってしまったようだ。
「私は普通の会社員ですし、他の客のような高価なプレゼントは出来ません」
貢ぐことすら出来ないというワケか。
「お店には、週一のペースで通ってるんですけど。
＿＿＿＿＿どうしたら、振り向いてもらえますかね？」
「・・・・・・」
私に聞かれても、恋愛は人それぞれだし・・・
思わず私は、自分の腕時計を見つめる。
時刻は23:45だった。
・
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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Julia(プロフ) - のちよさん» コメントありがとうございます(´；ω；`)レス遅くなってしまって申し訳ありません！ほっこりすると言っていただけてスッゴク嬉しいです(/ω＼)これからももっと精進していきますので、どうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2016年9月15日 11時) (
レス) id: e3e9f9f794 (このIDを非表示/違反報告)
のちよ - ほっこりする作品ですね(†▼†* 俺もこういった可愛いけどメリハリがある作品が書けたらなーと思います(†v†`* 俺にその文才を下さい！ (2016年9月13日 23時) (レス) id: b7642aac8b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - Juliaさん» パスワード、ありがとうございます!!読ませていただきました！とっても面白かったです(*´∀`* ) (2016年8月9日 1時) (レス) id: 77467c5153 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます(/ω＼)パスワードですね！「ひまつぶし」の方はリア友との合作で、公開は難しそうですが＞＜、もう一つの方は説明文の方に載せさせていただきます!!楽しんでいただけると幸いです（*´∀｀*）！ (2016年8月8日 22時) (レス) id: e3e9f9f794 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 他の作品も読ませていただいてます！！どれも面白いです！特にアラサー・アラフォーの藤崎くんがかっこよすぎて…(*´ω`*) あと、パスワードがかかっている作品がいくつかあるのですが教えていただけないでしょうか？これからも頑張ってください！ (2016年8月8日 22時) (レス) id: 77467c5153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Julia | 作成日時：2016年4月26日 20時
