アラフォー女将、舐めんなよ。

開店当日。 ページ14

開店当日、２０:００。


店内はなかなかの賑わいを見せている。


お座敷は３部屋とも埋まってるし。

ババアどもも張り切ってた。←


「いらっしゃいませ」

「２人です」

「ご予約は・・・」

「してないんですけど、大丈夫ですか？」

「え、っと・・・」

・・・ん、ひよりちゃん困ってる？



「新井様！お久しぶりです」

「Aさん!!久しぶり〜！」

ひよりちゃんが戸惑っていた相手は、前の店の常連さんだった。


「後は私に任せて、他のテーブルのヘルプお願い」

「はい！」

「新井様、どうぞこちらへ」

前のお客さんが、来てくれた・・・！


A、カンゲキ・・・!!←

もう泣いていいですか!?←


「良いお店だね〜」

「ありがとうございます！」


前の店と同じく１階はテーブル席、２階はお座敷。


前は照明が暗くて、なんだかお堅いカンジだったけど。

今はオレンジ色の明るい照明で、親しみやすい雰囲気になってる・・・ハズ。


「ん、カウンターもあるんだ〜！」

「はい！」

ココ、私のこだわり。


鰻はおつまみで、お酒をゆっくり飲めるカウンター席。


あー、私もお酒飲みた〜い!!←


「じゃあ、私焼き場のオススメで！」

「かしこまりました」


メニューも一味違う。


鰻屋の裏側をもっと知ってもらうべく、おすすめメニューを増やしてみた。


「えーじゃあ、私も!!」

「かしこまりました。鰻料理は少々お時間頂戴いたしますが」

「分かってますって」

「ありがとうございます。それでは、もうしばしお待ち下さいませ」





開店１日目。


お客様が来てくれるか正直不安だったけど、滑り出しは順調の模様。





・

匠のワザ。→←悲痛な叫び。

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカクテル

ルシアン

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す